宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (05:41)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/29 01:23 C3.0
5/28 20:41 C2.0
19:37 C2.8
5/27 19:07 C5.0
15:56 C2.3
07:33 C9.8

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
4090 1 α ---
4092 1 α ---
4096 1 α ---
4098 4 β M1
4099 10 β C2
4100 12 β C5
4101 3 β ---
4102 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
05:36 443 +2.3
-2 h 452 -4.8
-4 h 443 -5.6
-6 h 485 -2.5
-8 h 511 +1.3
-10 h 526 +0.2
-12 h 542 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
05:30 -44 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
5/29 0.3 9x10^2
5/28 0.3 1x10^3
5/27 0.3 2x10^3
5/26 0.3 1x10^3
5/25 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/23 13:08 太陽府の速度は更に下がり、高速風は終わっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 5/24 10:41 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2025/ 5/25 12:21 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/26 12:32 M8.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/27 13:17 M2.9とM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。

2025/ 5/28 12:39 更新
太陽風の速度が600km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

今日未明から太陽風の速度が上昇を始め、
430km/秒と平均的な速さから、
今朝、28日9時(世界時28日0時)頃には
600km/秒まで高まって高速の風に変わっています。
磁場強度も、6nTと平均的な状態から一段上がり、
10nT前後に強まっています。

SDO衛星AIA193で太陽の南西の端(右下)近くに達している
コロナホールの影響がやって来た様です。
速度の高まりはどの様に推移するでしょうか。
注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
南向きにやや強まる変化が発生しています。
磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数では1300nTの大きい変化も発生しています。

現在は太陽風の速度が高まっているので、
磁気圏の活動はより強まり易い状態です。


太陽のX線グラフは、
昨夕、27日17時(世界時27日8時)頃から
緩やかな高まりが発生して、
C5.0の小規模フレアになっています。
この変化は、北東(左上)の端近くの
4100黒点群付近で発生しています。

この活動に伴って、CME(コロナ質量放出)が
太陽の左上に広がっています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。




太陽の左上へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。