宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (20:11)
今日、C4.3の小規模フレアが発生しました。
また、M4.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/21 09:13 C3.9
02:04 C4.3
4/20 20:37 M1.0
16:50 C2.2
15:18 C2.0
01:23 C4.3
4/19 08:11 M4.4
06:47 C2.6

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
4060 3 β C2
4062 11 βγ ---
4063 3 β C4
4064 10 β C4
4065 4 β C4
4066 4 β ---
4067 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
20:05 654 +0.4
-2 h 592 -0.4
-4 h 500 -1.5
-6 h 420 +1.7
-8 h 423 -5.5
-10 h 402 -7.5
-12 h 389 +7.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
19:30 -27 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/21 0.2 1x10^3
4/20 0.2 1x10^3
4/19 0.2 5x10^2
4/18 0.2 3x10^2
4/17 0.2 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/16 12:31 太陽風の乱れが到来し、速度が600km/秒に高まっています。
2025/ 4/17 12:51 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2025/ 4/18 12:39 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 4/19 12:52 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 4/20 13:10 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響で速度が高まりそうです。

2025/ 4/21 12:24 更新
太陽風の磁場強度が強まっています。高速太陽風が始まるかもしれません。

担当 篠原

太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態ですが、
今日未明から磁場強度が強まり始め、
7nTの状態から、現在は18nTに強まっています。
SDO衛星AIA193で注目していた
南半球のコロナホールの影響が近付いているのかもしれません。
この後、速度が高まり始める可能性があります。
注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で推移していましたが、
磁場が強まり始めた頃から南北に大きく変化するようになり、
-10nT程度の強い南向きの変化が度々発生しています。

速度が高まっていないため磁気圏への影響は限定的ですが、
AE指数は500〜700nTの中規模の変化が発生しています。

この後、太陽風の速度が高まると、
磁場が南向きになった時の磁気圏への影響は大きくなります。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球のコロナホールは、左端が中心線に近付いています。
高速太陽風が到来した場合、
5〜6日後くらいまで続くかもしれません。


太陽は、南東の端(左下)で、
昨夜、20日20時半(世界時20日11時半)に、
M1.0の中規模フレアが発生しました。

現在の可視光写真では、黒点が見えています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。