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宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:12)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
また、M2.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 1 03:00 C6.8
8/31 18:10 C3.6
12:54 C4.3
10:26 C5.6
07:16 C7.1
04:14 M2.7
01:33 C4.7
00:52 M1.2
8/30 23:04 M1.3
19:30 C4.9
18:08 C2.0
14:36 C4.2
02:06 C5.0

黒点  9/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
4191 7 β C4
4197 50 βγ M1
4199 6 β M3
4200 6 β ---
4201 4 β ---
4202 3 α C7
4205 1 α ---
4206 1 α ---
4207 6 β ---
4208 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 424 +1.1
-2 h 437 +0.3
-4 h 410 +2.0
-6 h 425 +0.7
-8 h 433 +2.3
-10 h 436 +2.1
-12 h 436 +4.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 11 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h 21 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 14 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.6 2x10^2
9/ 1 2.1 3x10^2
8/31 2.0 4x10^2
8/30 2.8 4x10^2
8/29 5.0 4x10^2
8/28 10.2 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/27 12:20 M4.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2025/ 8/28 12:30 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかな状態です。
2025/ 8/29 14:38 太陽風は平均的な状態です。Mクラスのフレアが続いています。
2025/ 8/30 14:11 太陽風はやや低速になっています。フレアの発生は少なくなっています。
2025/ 8/31 07:32 M2.7の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEが発生しています。
最新のニュース

2025/ 9/ 1 11:12 更新
CMEによる太陽風の乱れは、明日の朝、2日6時(世界時1日21時)頃に到来する可能性があります。

担当 篠原

昨日の朝に太陽の中心部で発生したM2.7中規模フレアに伴って、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型の
CME(コロナ質量放出)が発生しました。
その後得られた画像を用いて、動画を掲載します。

1枚目は、昨日も掲載したGOES衛星CCOR-1の動画です。
その後の画像を含めて、CMEが大きく広がる様子が見えています。

2枚目は、SOHO衛星LASCO C2、C3です。
こちらでもCMEは太陽を囲む様にきれいに広がっています。
CMEがこちら側に向かって広がっていることもありますが、
CMEはだいぶ淡く見えている様に感じます。

3枚目は、太陽を地球よりも右斜め45度くらいから観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2の動画です。
CMEは太陽の左側に飛び出していて、
地球方向へ噴出していることが分かります。

そして、NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
CMEによる太陽風の乱れは、
明日の朝、2日6時(世界時1日21時)頃に地球に到来する可能性があります。
この場合、発生から2日ほどでの到来です。

太陽風の速度が高まって、磁場が強まり、
南北成分が南向きに大きく変化すると、
オーロラなどの磁気圏の活動が激しくなる可能性があります。
今後の変化に注目して下さい。

その後、太陽では中心部南側の4202黒点群で、
C6.8の小規模フレアが発生した程度です。

M2.7のフレアを起こした4199群は穏やかな状態で、
特にフレアは発生していません。


太陽風は、速度が少し上がっていて、
440km/秒前後で推移しています。
平均的な状態です。
磁場強度は、グラフの前半は9nTと少し強まっていましたが、
ゆっくりと下がって、現在は6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。
磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化の少ない状態です。

SDO衛星AIA193では、
南東(左下)のコロナホールが目立つようになってきました。
CMEによる太陽風の乱れの後は、
この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。




昨日の動画の続きです。CMEが大きく広がっています。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星でもCMEは太陽を囲む様にきれいに広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも右斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星によるCMEです。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEによる太陽風の乱れは、2日6時(世界時1日21時)頃に地球に到来する可能性があります。
(c) WSA-ENLIL太陽風予報 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。