宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
昨日、M1.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/13 --- ---
5/12 23:56 C2.7
21:52 C2.7
14:43 C2.0
08:37 M1.9
06:31 C2.3
01:11 C2.7
5/11 23:55 C3.8
19:55 C3.2
16:33 C2.1
01:15 C5.5

黒点  5/13 (NOAA)
磁場 フレア
4082 1 α ---
4084 4 α ---
4085 2 β C4
4086 6 β C1
4087 1 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 393 +5.5
-2 h 392 +4.8
-4 h 382 +4.6
-6 h 375 +2.3
-8 h 373 +3.9
-10 h 377 +3.0
-12 h 388 +3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 24 -/ -
-2 h 15 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
5/13 0.2 6x10^2
5/12 0.3 3x10^3
5/11 0.3 1x10^3
5/10 0.3 2x10^4
5/ 9 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/ 8 13:22 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりました。
2025/ 5/ 9 13:14 太陽風は平均的な状態です。磁気圏活動の高まりも発生しています。
2025/ 5/10 12:59 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まりました。
2025/ 5/11 13:24 太陽風の速度は、一旦高まって、平均的な速度に下がっています。
2025/ 5/12 12:45 太陽風は平均的な速度が続いています。M1.9の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2025/ 5/13 13:07 更新
太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏はとても穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、450km/秒から380km/秒へ下がり、
現在は390km/秒程度になっていて、
平均的な状態で推移しています。
磁場強度は、多少上下していますが、
10nT程度に強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数はほとんど変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の南東側(左下)にコロナホールの広がりが見えています。
6日後くらいから、この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。

27日周期の図を見ると、
前周期は4月21日から高速風が始まっています。
太陽コロナの写真を比較すると、
今回はコロナホールの位置が少し左側に変化しています。
このため、高速風の始まりは前周期よりも
少し遅れるのではないでしょうか。

前回の太陽風は700km/秒まで速度が高まりました。
今回はどうなるでしょうか。


太陽では、今朝、13日5時(世界時12日20時)頃から、
北側でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これを見ると、同じ頃に太陽の向こう側で
プロミネンス噴出が発生していて、
2つの噴出が重なる様に太陽の上側に飛び出しています。

目立つ規模のフレアの発生はなく、
フレアの活動としては穏やかな状態です。



太陽の北側で発生したフィラメント噴出。太陽の向こう側でも同じ頃に噴出が発生しています。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。