宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/12 08:37 M1.9
06:31 C2.3
01:11 C2.7
5/11 23:55 C3.8
19:55 C3.2
16:33 C2.1
01:15 C5.5
5/10 12:46 C1.9
09:56 C3.1

黒点  5/12 (NOAA)
磁場 フレア
4079 3 β M2
4081 2 β ---
4082 1 α ---
4084 2 β ---
4085 6 β C4
4086 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 438 +7.4
-2 h 442 +8.7
-4 h 454 +8.9
-6 h 447 -4.4
-8 h 426 -3.4
-10 h 416 -0.7
-12 h 407 +4.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -35 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
5/12 0.3 3x10^3
5/11 0.3 1x10^3
5/10 0.3 2x10^4
5/ 9 0.4 2x10^4
5/ 8 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/ 7 09:59 太陽風は600km/秒の高速風が続いています。4月の黒点相対数は 140.6 でした。
2025/ 5/ 8 13:22 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりました。
2025/ 5/ 9 13:14 太陽風は平均的な状態です。磁気圏活動の高まりも発生しています。
2025/ 5/10 12:59 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まりました。
2025/ 5/11 13:24 太陽風の速度は、一旦高まって、平均的な速度に下がっています。
最新のニュース

2025/ 5/12 12:45 更新
太陽風は平均的な速度が続いています。M1.9の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、
400km/秒から450km/秒に少し上がっていますが、
平均的な状態です。
磁場強度は、5nTからゆっくりと上昇して、
現在は10nTに達しています。

磁場の南北成分は、
初めは0nT付近で変化して、一時的に南寄りになった後、
グラフの後半は北向きに強まっています。

南寄りの時間帯に、AE指数で800nTの中規模の変化が発生しています。
その後は変化が小さくなり、現在の磁気圏は静穏です。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、
太陽風は穏やかに推移しそうです。
一方、南東の端(左下)にコロナホールが見え始めています。
次の注目はこの領域の影響になりそうです。


太陽は、今朝、12日9時(世界時12日0時)に、
北西の端(右上)の少し向こう側に進んだ4079黒点群で、
M1.9の中規模フレアが発生しました。

Mクラスに達するフレアの発生は、
4月30日のM2.0以来です。

SDO衛星AIA131を見ると、
太陽の北東の端の少し向こう側で活動が度々発生しています。
この後、活動的な領域が現れそうです。



4079黒点群で発生したM1.9の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。