宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
今日、M4.7の中規模フレアが発生しました。
また、X2.5の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 02:46 M4.7
5/14 23:15 C2.4
20:07 M7.7
17:04 X2.5
16:36 M1.2
16:02 C5.5
12:07 M5.3
07:36 C2.3
00:27 X1.2
5/13 22:50 C3.7

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
4082 1 α ---
4085 2 β C4
4087 5 βγδ X2
4088 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 434 +1.4
-2 h 437 -3.0
-4 h 431 -2.9
-6 h 422 +3.5
-8 h 378 -1.2
-10 h 401 -7.5
-12 h 413 +3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
5/15 0.4 7x10^2
5/14 5.9 7x10^2
5/13 0.2 6x10^2
5/12 0.3 3x10^3
5/11 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/10 12:59 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まりました。
2025/ 5/11 13:24 太陽風の速度は、一旦高まって、平均的な速度に下がっています。
2025/ 5/12 12:45 太陽風は平均的な速度が続いています。M1.9の中規模フレアが発生しました。
2025/ 5/13 13:07 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏はとても穏やかです。
2025/ 5/14 12:33 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2025/ 5/15 12:45 更新
X2.7の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の北西の端(右上)で発生したX1.2に続く様に、
反対側の北東の端(左上)の4087黒点群の活動が強まり、
14日12時(世界時14日3時)にM5.3の中規模フレア、
14日17時(世界時14日8時)にX2.7の大規模フレア、
14日20時(世界時14日11時)にM7.7の中規模フレア、
15日3時(世界時14日18時)にM4.7の中規模フレアと、
規模の大きい活動が次々に発生しています。

規模がX2.7に達するフレアの発生は、
2024年10月23日のX3.3以来で、
およそ7か月ぶりです。

X2.7以降の4087群の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

4087群は、この後も活発に活動するでしょうか。
注目して下さい。


太陽風は、速度が380km/秒から440km/秒へ少し高まっています。
速さとしては平均的な状態です。
磁場強度は、一旦10nTに高まった後、
5nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
南を向いたり、北を向いたり、ゆっくり変化しています
このため、時間をおいて磁気圏活動が強まる変化が見られ、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に達しています。
このため、3〜4日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。

27日周期の図を見ると、
前周期も4月21日に高速太陽風が到来しています。
今回はどうなるでしょうか。




学内のネットワークの障害は続いています。
記事の公開などはできていますが、
グラフや画像について更新できていないページがあります。
問題解消まで、引き続きお待ち下さい。




4087黒点群で発生した、X2.7、M7.7、M4.7などのフレアの様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。