宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/15 12:45 更新 X2.7の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽の北西の端(右上)で発生したX1.2に続く様に、 反対側の北東の端(左上)の4087黒点群の活動が強まり、 14日12時(世界時14日3時)にM5.3の中規模フレア、 14日17時(世界時14日8時)にX2.7の大規模フレア、 14日20時(世界時14日11時)にM7.7の中規模フレア、 15日3時(世界時14日18時)にM4.7の中規模フレアと、 規模の大きい活動が次々に発生しています。 規模がX2.7に達するフレアの発生は、 2024年10月23日のX3.3以来で、 およそ7か月ぶりです。 X2.7以降の4087群の活動の様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 4087群は、この後も活発に活動するでしょうか。 注目して下さい。 太陽風は、速度が380km/秒から440km/秒へ少し高まっています。 速さとしては平均的な状態です。 磁場強度は、一旦10nTに高まった後、 5nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 南を向いたり、北を向いたり、ゆっくり変化しています このため、時間をおいて磁気圏活動が強まる変化が見られ、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に達しています。 このため、3〜4日後くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。 27日周期の図を見ると、 前周期も4月21日に高速太陽風が到来しています。 今回はどうなるでしょうか。 学内のネットワークの障害は続いています。 記事の公開などはできていますが、 グラフや画像について更新できていないページがあります。 問題解消まで、引き続きお待ち下さい。 ![]() 4087黒点群で発生した、X2.7、M7.7、M4.7などのフレアの様子。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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