宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:33)
今日、X1.2の大規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 12:07 M5.1
07:36 C2.3
00:27 X1.2
5/13 22:50 C3.7
5/12 23:56 C2.7
21:52 C2.7
14:43 C2.0
08:37 M1.9
06:31 C2.3
01:11 C2.7

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
4082 1 α ---
4085 4 β C4
4086 6 β X1
4087 3 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 391 -3.7
-2 h 392 +2.0
-4 h 384 +2.2
-6 h 384 +3.5
-8 h 386 +3.9
-10 h 383 -6.0
-12 h 378 +4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 4 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 19 -/ -
-12 h 14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.3 1x10^2
5/14 5.9 7x10^2
5/13 0.2 6x10^2
5/12 0.3 3x10^3
5/11 0.3 1x10^3
5/10 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/ 9 13:14 太陽風は平均的な状態です。磁気圏活動の高まりも発生しています。
2025/ 5/10 12:59 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まりました。
2025/ 5/11 13:24 太陽風の速度は、一旦高まって、平均的な速度に下がっています。
2025/ 5/12 12:45 太陽風は平均的な速度が続いています。M1.9の中規模フレアが発生しました。
2025/ 5/13 13:07 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2025/ 5/14 12:33 更新
X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

14日0時半(世界時13日15時半)に、
太陽の北西の端(右上)の4086黒点群で、
X1.2の大規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131、304の動画を掲載します。

Xクラスのフレアの発生は、
世界時3月28日のX1.1以来で、1か月半ぶりです。

4086群は、それまで目立つ規模のフレアを起こしていなかったので、
急に大きい活動を起こしたという印象です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右側に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。

この動画では太陽の左上にもCMEが広がっていますが、
これは別の現象です。
また、C3(青い写真)では、
左上の端近くにプレアデス星団が見えています。
毎年、この時期にC3で見ることができます。


太陽風は、速度は390km/秒と平均的な状態です。
磁場強度は、10nTをやや超えていたのが、
グラフの最後で7nTに下がっています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りで、
その後、南北に変化する様になっています。

AE指数は、変化のない状態から、
グラフの後半で500nT程度の中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南東側(左下)のコロナホールの広がりが
良く見えるようになっています。
5日後くらいから影響が始まりそうです。




学内ネットワークの問題で、
外部から接続できない状態になっています。
一時的に外部サーバーに避難します。




4086黒点群で発生したX1.2の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SUVI 304では、コロナの噴出が良く見えています。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の右側に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。