宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/14 12:33 更新 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 14日0時半(世界時13日15時半)に、 太陽の北西の端(右上)の4086黒点群で、 X1.2の大規模フレアが発生しました。 GOES衛星SUVI 131、304の動画を掲載します。 Xクラスのフレアの発生は、 世界時3月28日のX1.1以来で、1か月半ぶりです。 4086群は、それまで目立つ規模のフレアを起こしていなかったので、 急に大きい活動を起こしたという印象です。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の右側に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。 この動画では太陽の左上にもCMEが広がっていますが、 これは別の現象です。 また、C3(青い写真)では、 左上の端近くにプレアデス星団が見えています。 毎年、この時期にC3で見ることができます。 太陽風は、速度は390km/秒と平均的な状態です。 磁場強度は、10nTをやや超えていたのが、 グラフの最後で7nTに下がっています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りで、 その後、南北に変化する様になっています。 AE指数は、変化のない状態から、 グラフの後半で500nT程度の中規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南東側(左下)のコロナホールの広がりが 良く見えるようになっています。 5日後くらいから影響が始まりそうです。 学内ネットワークの問題で、 外部から接続できない状態になっています。 一時的に外部サーバーに避難します。 ![]() 4086黒点群で発生したX1.2の大規模フレア。 (c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SUVI 304では、コロナの噴出が良く見えています。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() CMEが太陽の右側に広がっています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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