宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/26 12:32 更新 M8.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 X1.1の大規模フレアを起こした4098黒点群は、 その後、25日15時半(世界時25日6時半)にM1.7、 25日19時(世界時25日10時)にM3.4、 今日に入って、26日1時半(世界時25日16時半)にM8.9と、 中規模フレアを起こしています。 M3.4とM8.9フレアの様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 今のところ、4098群のフレアの規模は大きくなってはいません。 これから西の端に近付いていきますが、 もうしばらく注目して下さい。 一方、太陽の北東の端(左上)から活動的な領域が近付いている様で、 SDO衛星AIA131で活動の様子が少し見えています。 可視光写真でも黒点が見え始めていますが、 どの様な領域でしょうか。 太陽風は、速度が400km/秒から360km/秒へ下がり、 再び400km/秒に高まるという変化をしています。 現在は平均的な速度です。 磁場強度は、一旦10nTへ強まり、 その後下がって、5〜7nTとこちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南向きの変化は小さく、 磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南西側(右下)のコロナホールはだいぶ西に移動して、 太陽風への強い影響は見られないままになりそうです。 太陽の中心部から北東側に向かって コロナホールが細長く伸びています。 広がりは小さいですが、影響はどうなるでしょうか。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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