宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:48)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M3.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 08:50 M1.2
07:18 C5.3
06:24 C2.1
5/20 22:02 C2.9
19:04 C2.7
14:33 C5.3
5/19 17:15 M3.1
13:22 C2.4

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
4087 4 βδ C5
4089 5 β C1
4090 2 α ---
4092 1 α C2
4093 5 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:34 602 -1.1
-2 h 586 -2.0
-4 h 560 +1.2
-6 h 545 +0.0
-8 h 528 +2.2
-10 h 535 -0.6
-12 h 534 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -22 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
5/21 0.3 2x10^3
5/20 0.3 5x10^3
5/19 0.3 3x10^3
5/18 0.3 1x10^3
5/17 0.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/16 13:22 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/17 09:46 太陽風は平均的な速度ですが、磁場が強まっています。太陽は穏やかです。
2025/ 5/18 12:18 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏活動もある程度強まっています。
2025/ 5/19 13:59 太陽風の速度は550km/秒に下がりました。高速の状態は続いています。
2025/ 5/20 13:27 太陽風はやや高速に少し下がっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 5/21 09:48 更新
太陽風の速度は600km/秒に高まり、コロナホールの影響が強まっています。

担当 篠原

宇宙天気の話題ではありませんが、
1週間ほど前の5月13日から、
SOHO衛星LASCO C3でプレアデス星団が見える様になっていて、
ちょうど写真の真ん中に来ています。
プレアデス星団が進む様子を動画で紹介します。

毎年この時期にC3で見ることができるので、楽しみに待っています。
もう1週間ほどで視野から外れていきます。
NOAA/SWPCのページで、リアルタイムの様子をご覧下さいい。


昨日の午後から太陽風の速度が上昇を始めて、
500km/秒台の高速風になり、
さらに高まって、現在は600km/秒に達しています。
磁場強度は、7nTから10nTに強まり、
その後8nTに少し下がっています。
やや強まった状態です。

SDO衛星AIA193の南半球に広がる
大きいコロナホールの影響が強まった様です。
現在の写真では、南西(右下)から南東(左下)に長く伸びています。
高速風は1週間くらい続くかもしれません。
注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で変化していて、
弱い南向きが発生している程度です。
磁気圏の活動はある程度強まっていて、
AE指数は、500nTの中規模の変化が
時間をおいて度々発生しています。

現在は速度が高まっているので、磁気圏活動は強まり易い状態です。
磁場の南向きの変化に注目して下さい。


太陽では、今朝、21日9時(世界時21日0時)に、
北西(右上)の4087黒点群で、M1.2の中規模フレアが発生しました。
4087群は、世界時15日のM2.1、C9.6以降は穏やかだったのですが、
久しぶりに目立つフレアを起こしています。

また、南東の4093群で
C2〜5の小規模フレアが数回発生しています。
この後、活動の規模が大きくなるでしょうか。



プレアデス星団がC3の視野を横切っています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。