宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、M7.1の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 11:50 M1.7
11:09 C7.3
10:50 C7.0
10:26 C7.9
09:37 M1.7
09:01 C7.3
08:24 M1.9
07:49 C8.4
06:46 M1.5
05:33 M1.1
05:00 C8.7
03:29 M3.3
02:46 M1.5
02:00 M3.3
00:04 M7.1
12/29 23:08 M1.2
21:45 M1.3
21:18 M1.6
19:30 M2.6
16:55 M4.1
15:50 X1.1
14:41 M3.5
14:15 M3.1
13:18 M2.0
12:58 M1.2
12:26 M1.3
11:31 M1.3
09:30 C9.1
08:00 C6.7
07:08 M1.2
06:30 C7.2
00:48 C6.2
00:14 M1.3
12/28 20:04 M4.5
17:03 C7.9
16:12 C6.2
12:58 C7.6
07:13 C6.0
05:20 M3.3
04:03 C5.1
01:37 C6.5
00:32 M1.2

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
3928 1 α M1
3929 3 β M1
3932 13 βγ M5
3933 8 βγ M3
3935 1 α ---
3936 20 βγδ X1
3937 1 α ---
3938 21 βγ M3
3939 14 β M4
3941 16 βγ ---
3942 1 α M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 365 +1.7
-2 h 366 +4.5
-4 h 367 +2.7
-6 h 376 +1.6
-8 h 398 +2.3
-10 h 393 +3.9
-12 h 359 +5.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 12 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 13 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^2
12/30 0.4 4x10^2
12/29 0.7 1x10^3
12/28 0.7 1x10^3
12/27 1.1 1x10^3
12/26 1.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/25 12:17 23日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/26 13:40 太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/27 12:04 太陽風は速度が下がり、低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/28 12:46 太陽風はより低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/29 12:21 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/12/30 12:11 更新
X1.1の大規模フレアなどフレアの発生が増え、CMEも噴出しています。

担当 篠原

昨日の昼頃から太陽の活動度が高まり、
X線強度のグラフは、後半から変化が激しくなっています。
X1.1の大規模フレアを最大に、
その前後でMクラスの中規模フレアが多数発生しています。

X1.1の大規模フレアは、太陽の北西(右上)の3936黒点群で、
29日16時(世界時29日7時)に発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
Xフレアの発生は12月8日のX2.2以来で、3週間ぶりです。
3936群では、その後も、M4.2、M1.4、M1.6、M7.1、M1.9など、
中規模フレアの発生が続いています。

一方、中心部南東側(左下)の3939黒点群でもフレアが続いていて、
こちらでは目立つ規模のCME(コロナ質量放出)が発生しています。
2枚目の動画は、29日13時半(世界時29日4時半)のM2.0です。
フレアの規模はそれほどでもありませんが、
コロナのガスが下寄りに噴き上がる様子が見えています。

続いて、3枚目の動画は、30日2時(世界時29日17時)のM3.3です。
こちらでもコロナのガスが下寄りに飛び出しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の左下寄りに淡いCMEが2回広がっています。
動画の途中で右上に広がっているCMEは、
X1.1に関係する噴出かもしれません。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
CMEによる太陽風の乱れは、
明日の昼、31日12時(世界時31日3時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。
この場合、発生からおよそ2日で地球に到達することになります。

CMEは太陽の左下寄りに広がっているので、
地球へやって来るのは端の方の変化になりそうです。
このため、あまり大きい変化にはならないように思いますが、
どうなるでしょうか。
注目して下さい。


現在の太陽風は、速度は370km/秒と低速で、
磁場強度は7nT付近で推移しています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いていて、
磁気圏は静穏です。
AE指数は変化のない状態が続いています。

明日以降、CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。
速度が高まって、磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動は活発になります。
年末年始の極域は、にぎやかな夜空になるかもしれません。
どの程度の変化がやってくるのか、注目して下さい。




今日は、太陽の可視光写真は撮れていません。
心配した通りですが、冬の福岡は天気が厳しいです。




3936黒点群で発生したX1.1の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3939黒点群で発生した、M2.0の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3939黒点群で発生した、M3.3の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3939黒点群で発生したM2.0、M3.3フレアに伴って発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、31日12時(世界時31日3時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。