宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M4.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 11:31 M1.3
09:30 C9.1
08:00 C6.7
07:08 M1.2
06:30 C7.2
00:48 C6.2
00:14 M1.3
12/28 20:04 M4.5
17:03 C7.9
16:12 C6.2
12:58 C7.6
07:13 C6.0
05:20 M3.3
04:03 C5.1
01:37 C6.5
00:32 M1.2
12/27 22:56 C5.4
21:12 C6.6
18:18 C4.1
16:56 C9.5
14:37 C6.7
13:01 C3.6
12:31 C4.0
10:28 C5.3
09:35 C9.0
08:50 C5.0
03:31 C9.6

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
3927 1 α ---
3928 6 β M1
3929 3 β C6
3932 13 βγ M5
3933 9 β M1
3935 1 α ---
3936 30 βδ ---
3937 1 α ---
3938 20 βγ M3
3939 6 β C9
3940 1 α ---
3941 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 347 -0.5
-2 h 350 +0.4
-4 h 356 -1.3
-6 h 349 +1.5
-8 h 347 +0.3
-10 h 341 +1.6
-12 h 327 +2.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 2 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 18 -/ -
-6 h 18 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^2
12/29 0.7 1x10^3
12/28 0.7 1x10^3
12/27 1.1 1x10^3
12/26 1.3 1x10^3
12/25 2.1 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/24 11:30 M8.9の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/12/25 12:17 23日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/26 13:40 太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/27 12:04 太陽風は速度が下がり、低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/28 12:46 太陽風はより低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/12/29 12:21 更新
太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんからお送りいただいた
オーロラ写真の続きを紹介します。

1枚目は昨日紹介した写真の少し後、現地24日の深夜です。
太陽風の磁場が弱い北寄りになり、
オーロラの活動が静かになった頃の写真です。
オーロラの光は弱くなっていますが、
右上から左下に斜めに伸びる天の川ときれいに交差しています。
天の川は、右上の端で夏の星座のはくちょう座、
中央付近でカシオペヤ座、ペルセウス座と秋の星座を通り、
左下で冬のオリオン座の左横を流れています。
すごく素敵な雰囲気の写真です。

2枚目は、アイスランドの南西部に移動しての撮影です。
現地28日1時39分のオーロラですが、
昨日のニュースでこの頃のデータを見ると、
太陽風は300km/秒に速度が下がり、磁場の南北成分は0nT付近で、
磁気圏はとても穏やかでした。
AE指数は全く変化していません。
写真のオーロラも北の空に低く、穏やかに感じます。
オーロラの光の右寄りに明るく見える星はこと座のベガです。
この星が北の低い空で見えているのは、高緯度地域だからこそです。

様々な条件でのオーロラの写真はとても参考になります。
どうもありがとうございます。



太陽風は、速度が300km/秒から350km/秒へ少し上がっています。
低速の状態は続いています。
磁場強度は、3nTから7nTへ少し上がっています。

磁場の南北成分は、0nT付近かやや北寄りです。
磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化の少ない状態が続いています。


太陽では、昨夜、29日20時(世界時28日11時)に、
南西(右下)の3932黒点群でM4.5の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
3932群では、この後もM1.3の中規模フレアが発生しています。




この後、福岡へ帰省します。
望遠鏡を持って行き、撮影は続けたいと考えていますが、
日本海側のため冬は天気が悪いことが多いので、
掲載できない日が多くなりそうです。




アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月24日23時26分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド南西部のシンクバトラ湖畔で、現地12月28日1時39分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


3932黒点群で発生した、M4.5の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


29日9時半(世界時29日0時半)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。