宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:46)
今日、M3.3の中規模フレアが発生しました。
また、M7.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/28 07:13 C6.0
05:20 M3.3
04:03 C5.1
01:37 C6.5
00:32 M1.2
12/27 22:56 C5.4
21:12 C6.6
18:18 C4.1
16:56 C9.5
14:37 C6.7
13:01 C3.6
12:31 C4.0
10:28 C5.3
09:35 C9.0
08:50 C5.0
03:31 C9.6
12/26 21:11 C3.5
16:36 C4.3
11:54 M7.3
09:01 M3.0
08:16 C4.7
05:34 C5.2
03:38 C5.1
00:06 C4.5

黒点 12/28 (NOAA)
磁場 フレア
3927 1 α ---
3928 17 βγ M1
3929 2 β ---
3932 24 βγδ M1
3933 16 βγ C7
3935 1 α ---
3936 25 βδ C5
3937 1 α ---
3938 21 βγ M7
3939 2 α C7
3940 1 α ---
3941 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 297 -2.9
-2 h 287 +0.3
-4 h 297 +0.6
-6 h 299 +1.8
-8 h 309 +0.6
-10 h 325 +1.4
-12 h 338 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 4 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^2
12/28 0.7 1x10^3
12/27 1.1 1x10^3
12/26 1.3 1x10^3
12/25 2.1 2x10^3
12/24 3.1 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/23 13:12 高速の太陽風が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/24 11:30 M8.9の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/12/25 12:17 23日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/26 13:40 太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/27 12:04 太陽風は速度が下がり、低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/12/28 12:46 更新
太陽風はより低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんからいただいた
現地24日夜のオーロラ写真を紹介します。
本当は撮影直後に送っていただいたのですが、
こちらの事情で掲載が今日になっています。

太陽風の速度は550km/秒から500km/秒に少し下がった頃ですが、
高速の状態は続いていて、
1枚目の頃は磁場が南向きに変化して、
AE指数は600nTと中規模の変化が起きていました。
広角レンズで南西から北東にかけて雄大なオーロラの姿を捉えています。
写真の左端にはペガスス座の四辺形が、
右端には北斗七星が写っています。

2枚目は30分後の撮影で、
太陽風の磁場が北向きに変わり、AE指数の変化が小さくなった頃です。
オーロラの光はだいぶ弱くなっていますが、
光の筋が何本も美しく伸びています。
北東の空を写していて、左上に北斗七星が、
右下にはこいぬ座のプロキオンが見えています。
オーロラの光の筋のすぐ右には、
かに座のプレセペ星団が小さく見えています。
そのすぐ上の赤い星は火星です。

活動度の強弱で空の見え方が変わる様子が良く分かります。
きれいな写真をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が350km/秒から300km/秒へ下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度は2〜4nTで推移していて、やや弱い状態です。

太陽風は穏やかな状態が続いていて、
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、
はっきり分かるレベルでは到来しませんでした。

磁気圏は基本的には穏やかで、
AE指数は、磁場が南向きになった頃に
小さい変化が発生するくらいです。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
コロナホールは特に見えていません。
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽は、可視光写真を見ると、
南半球側で黒点群が西から東まで並んでいて、
にぎやかな状態です。

WDC-SILSOの黒点相対数の速報値を見ると、
26日は267、27日は258に高まっています。
時期的に考えると、
第25期最後の高まりになる可能性もあります。
しっかり味わって下さい。

フレアは、南西(右下)の3928黒点群でM1.2、
北東(左上)の3938群でM3.3の中規模フレアが発生し、
南東(左下)の3941群でC6.7、
中心部南西側の3932群でC9.5の小規模フレアなど、
あちこちで発生しています。

今のところ活発という印象ではありませんが、
今後はどの様に推移するでしょうか。



アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月24日21時52分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月24日22時21分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


28日10時半(世界時28日1時半)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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