宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:37)
今日、C5.9の小規模フレアが発生しました。
また、M3.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/18 10:07 C4.1
06:39 C5.9
03:08 C2.6
12/17 13:48 C4.0
13:03 C3.6
10:26 C4.5
06:39 C3.8
12/16 16:22 C4.5
07:35 C3.5
05:49 C7.6
05:18 M3.1
04:25 C2.6
00:22 C2.5

黒点 12/18 (NOAA)
磁場 フレア
3920 1 α C3
3922 12 β C3
3924 21 βγ C3
3925 1 β C2
3926 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:23 548 +2.0
-2 h 501 -5.2
-4 h 503 +4.3
-6 h 568 +3.5
-8 h 596 +1.8
-10 h 625 +9.5
-12 h 639 +15.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -27 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 40 -/ -
-12 h 27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/18 0.7 2x10^2
12/17 0.4 2x10^2
12/16 0.2 1x10^2
12/15 0.2 3x10^2
12/14 0.2 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/13 11:00 太陽風は低速の状態です。磁気圏は概ね静穏です。
2024/12/14 09:24 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏では弱い活動が発生しています。
2024/12/15 13:21 太陽風は低速の状態が続いています。磁場の南向きの強まりで、磁気圏の活動が強まりました。
2024/12/16 12:41 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2024/12/17 12:34 太陽風磁場が南向きで推移して、磁気圏の活動が強まっています。
最新のニュース

2024/12/18 11:37 更新
太陽風の急な乱れが到来しました。磁気圏活動は一時的な強まり程度です。

担当 篠原

昨日の昼過ぎ、17日13時40分(世界時17日4時40分)頃に、
太陽風の急な強まりがDSCOVR衛星で観測されました。
太陽風の速度は、400km/秒から550km/秒に高まり、
磁場強度は、6nTから25nTに強まっています。

15日のニュースでお知らせした、
15日7時(世界時14日22時)頃に太陽の南西側(右下)で発生した
フィラメント噴出による太陽風の乱れではないかと思います。
この場合、およそ2日で地球へ達したことになります。

太陽風の速度は、夕方には660km/秒に高まりました。
深夜になると下がり始めて、
グラフの最後はやや不確かですが、500km/秒になっている様です。
現在も高速の状態は続いています。

磁場強度は、昨夜には低下が始まって、
今日に入る頃に10nTまで下がり、現在は8nTとやや強まった状態です。

磁場の南北成分は、乱れの到来直後は南向きに強まりましたが、
2時間程で北向きに切り替わったため、磁気圏への影響は限定的です。
AE指数は、17日14時(世界時17日5時)に
1500nTに達する大きい変化が発生していますが、
その後は変化が小さくなっています。

磁場の南北成分は、25nTという強い北向きも発生しています。
これが南向きだった場合は、
磁気圏の活動は激しくなっていたでしょう。

この後、太陽風は次第に穏やかな状態に戻りそうです。


太陽は、今朝、18日6時半(世界時17日21時半)に、
南東の端(左下)の少し向こう側で
C5.9の小規模フレアが発生しました。

また、太陽の向こう側である程度規模の大きい活動が発生した様で、
18日1時(世界時17日16時)に、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型の
CME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽のこちら側では特に変化が起きていないので、
向こう側の現象です。

CMEの広がり方を見ると、活動がこちら側で発生した場合は、
太陽風の強い乱れがやって来たでしょう。

そして、これよりも前の現象ですが、
17日13時(世界時17日4時)と17日16時(世界時17日7時)に、
太陽の南東側でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。



太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しました。向こう側の現象です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東側で発生した2つのプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。