宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/12/16 12:41 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夕、15日17時(世界時15日8時)頃に 350km/秒から400km/秒へ高まり、 以降、420km/秒と平均的な速さになっています。 GOES衛星SUVI 195で北半球に見えていた 小さいコロナホールの影響が来たのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、10nT前後で推移しています。 南北成分は、南寄りから北寄りに傾向が変わっています。 AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が発生していますが、 グラフの後半は変化がなくなっています。 磁場の北寄りが続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。 GOES衛星SUVI 195では、コロナホールは特に見えていません。 この後の太陽風は穏やかに推移しそうです。 昨日のニュースで紹介した、 15日7時(世界時14日22時)頃に太陽の南西側(右下)で発生した フィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)のその後の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 太陽の右下へコロナのガスが大きく広がっています。 昨夜、15日23時(世界時15日14時)頃には、 太陽の左下へ飛び出すCMEが SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。 これは、太陽の向こう側で発生した現象の様です。 動画を見ると、ガスの飛び出し方が速く、 ある程度規模の大きいフレアが発生した様です。 そして、16日5時半(世界時15日20時半)には、 北西(右上)の3920黒点群でM3.1の中規模フレアが発生し、 直後の16日6時(世界時15日21時)には、 南西の端近くの3917群でC7.6の小規模フレアが発生しています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 15日23時(世界時15日14時)頃に太陽の左下で発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。 (c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA) 16日10時半(世界時16日1時半)に鹿児島で撮影した太陽。 (c) 宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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