宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:51)
今日、M4.1の中規模フレアが発生しました。
また、X1.8の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 11:18 M4.1
09:00 M1.1
08:13 M2.1
06:35 C5.8
05:43 C6.0
02:48 C4.4
1/ 4 21:36 X1.8
20:19 C7.1
17:32 C9.1
14:01 M7.6
12:46 C5.9
12:07 C3.7
11:45 C4.1
09:33 M1.5
08:50 M5.8
08:16 M1.9
07:34 X1.1
06:58 M2.3
05:21 C9.7
00:45 C5.1
1/ 3 20:30 X1.2
10:20 C3.5
09:54 C4.2
02:22 M1.1

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3938 3 α ---
3939 0 α M1
3941 3 β C7
3943 14 βγ C6
3944 13 β ---
3945 16 βγ ---
3946 4 β ---
3947 10 βγδ X2
3948 1 α ---
3949 5 β ---
3950 1 α ---
3951 1 α ---
3952 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 645 +2.8
-2 h 649 +2.0
-4 h 667 -1.3
-6 h 661 +0.3
-8 h 556 -0.8
-10 h 593 -7.5
-12 h 613 -6.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -57 -/ -
-2 h -64 -/ -
-4 h -73 -/ -
-6 h -77 -/ -
-8 h -70 -/ -
-10 h -58 -/ -
-12 h -51 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 17 2x10^2
1/ 5 20 5x10^2
1/ 4 0 3x10^2
1/ 3 0 6x10^2
1/ 2 0 2x10^2
1/ 1 0 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/31 12:47 太陽風は低速の風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2025/ 1/ 1 12:04 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月29日のオーロラです)。
2025/ 1/ 2 11:52 太陽風の乱れが強まり、磁気圏活動が激しくなりました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日のオーロラ)。
2025/ 1/ 3 12:02 太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日その2)。
2025/ 1/ 4 11:23 X1.2とX1.1の大規模フレアが発生しました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日その3)。
最新のニュース

2025/ 1/ 5 12:51 更新
高速太陽風が到来し、太陽風の速度は660km/秒に高まっています。X1.8の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの直後から太陽風の速度が500km/秒を超え、
高速風が始まりました。
夜になるともう一段速度が高まって600km/秒台に達し、
今朝早くからは660km/秒で推移しています。

GOES衛星SUVI 195で西側(右側)に見えている
コロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、昨夜にかけて18nTまで強まっています。
今日に入った頃から磁場強度は下がり、
今朝早くには6nTと平均的な値に戻っています。
現在もこの状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半に-15nTに達する大きい南向きの変化が発生し、
中盤でも-10nTの南向きが到来しています。
この時間帯で磁気圏の活動が強まり、
AE指数では、1000nTに達する大きい変化がそれぞれで発生しています。

その後、磁場の南北成分は0nT付近に変わり、
グラフの最後は北寄りになっています。
AE指数はグラフの最後でも500nTの変化が起きていますが、
活動の規模は下がっています。

GOES衛星SUVI 195では、
コロナホールの広い領域は太陽の西側に半分ほど進み、
中心付近は細い部分が見えています。
太陽風速度の大きい高まりは、明日か明後日くらいまで続き、
その後は次第に下がるのではないでしょうか。
今後の推移に注目して下さい。


太陽では、昨夜、4日21時半(世界時4日12時半)に、
北東(左上)の3947黒点群でX1.8の大規模フレアが発生しました。
3947群として3回目のXフレアです。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

3947群では、今朝も、M2.1、M4.1の
中規模フレアが発生しています。
引き続き活動に注目して下さい。

また、SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽の西側の向こう側で、
ある程度規模の大きい活動が発生した様で、
太陽の右側に飛び出すCME(コロナ質量放出)が、
5日0時(世界時4日15時)頃と、
5日4時(世界時4日19時)頃の2回観測されています。




3947黒点群で発生した、X1.8の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右に向かってCMEが2回飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


5日11時(世界時5日2時)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。