宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:23)
今日、X1.1の大規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 09:33 M1.5
08:50 M5.8
08:16 M1.9
07:34 X1.1
06:58 M2.3
05:21 C9.7
00:45 C5.1
1/ 3 20:30 X1.2
10:20 C3.5
09:54 C4.2
02:22 M1.1
1/ 2 21:10 C6.6
18:59 C4.8
15:09 C7.5
14:28 C5.2
07:21 C7.6
06:57 C5.6
06:32 M1.1
06:13 C7.1
04:37 C7.9
02:53 M1.2
00:16 M1.0

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3935 1 α M1
3938 3 α ---
3939 8 β M1
3941 6 β ---
3943 13 βγ ---
3944 14 β ---
3945 15 βγ ---
3946 4 β ---
3947 8 βδ X1
3948 2 β ---
3949 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 442 +5.0
-2 h 422 +4.9
-4 h 395 +1.6
-6 h 410 +3.1
-8 h 419 +7.2
-10 h 425 +8.8
-12 h 431 +10.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 0 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
1/ 4 0.2 3x10^2
1/ 3 0.2 6x10^2
1/ 2 0.2 2x10^2
1/ 1 0.5 5x10^2
12/31 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/30 12:11 X1.1の大規模フレアなどフレアの発生が増え、CMEも噴出しています。
2024/12/31 12:47 太陽風は低速の風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2025/ 1/ 1 12:04 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月29日のオーロラです)。
2025/ 1/ 2 11:52 太陽風の乱れが強まり、磁気圏活動が激しくなりました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日のオーロラ)。
2025/ 1/ 3 12:02 太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日その2)。
最新のニュース

2025/ 1/ 4 11:23 更新
X1.2とX1.1の大規模フレアが発生しました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日その3)。

担当 篠原

藤井哲也さんによる、アイスランドで12月31日に撮影された
オーロラ写真を紹介します。
今日の写真は、昨日の4枚目の写真の前後にあたります。

太陽風の乱れが到来して6時間程が経った頃です。
この頃の太陽風は、磁場の強まりが次第に低下して、
南北成分は南向きの変化が弱まって、0nT付近に下がっていました。
この後は磁気圏の活動も次第に弱まって、一旦落ち着いて行きました。

そして、この半日後くらいに次の磁場の強まりがやって来て、
1日の低緯度オーロラの激しい乱れに繋がって行きました。

年末から年始にかけて、興味深い活動が続きました。
アイスランドのオーロラの情報をどうもありがとうございました。



太陽では、北東の端近く(左上)の3947黒点群の活動が強まり、
昨夜、3日21時(世界時3日12時)にX1.2と、
2025年最初のXフレアが発生しました。
(今日は曇り空のため、太陽写真はありません)

そして、今朝、4日7時半(世界時3日22時半)にも
3947群でX1.1の大規模フレアが発生しています。
この時は、直前にM2.3、Xフレア以降に、M1.9、M5.8、M1.5と、
中規模フレアの発生も続いています。

GOES衛星SUVI 131の動画をそれぞれ掲載します。
この後の活動に注目して下さい。


太陽風は、速度は450km/秒から400km/秒に少し下がり、
グラフの最後で再び450km/秒に上がっています。
今のところ、平均的な速度で推移しています。
磁場強度は、15nTから11nTへやや下がっています。

磁場の南北成分は、北寄りの状態が続いています。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数はほとんど変化のない状態です。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
南北両半球それぞれにコロナホールが見えています。
どちらも西側(右側)にだいぶ進んでいて、
ここから吹き出した高速の太陽風が
この後、地球に到達する可能性があります。

太陽風はどの様な高まりが見られるでしょうか。




ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日23時07分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日23時16分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日23時19分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


3947黒点群で発生したX1.2の大規模フレア。2025年最初のXフレアです。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3947黒点群で発生したX1.1の大規模フレア。前後にMフレアが発生しています。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。