宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:25)
今日、C8.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/12 03:57 C2.1
02:04 C8.0
00:09 C3.5
7/11 23:12 C5.2
15:07 C1.9
05:24 C2.7
04:31 C8.9
03:00 C3.9
02:07 C4.2
7/10 22:25 C3.4
20:41 C4.3
15:37 C3.8

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
4130 1 α ---
4134 1 α C3
4135 4 β C1
4136 9 βγ C2
4137 7 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:15 464 +5.9
-2 h 455 +5.5
-4 h 464 +1.3
-6 h 468 +3.6
-8 h 456 +4.4
-10 h 458 +2.6
-12 h 465 -2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -5 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
7/12 0.3 4x10^2
7/11 0.3 5x10^3
7/10 0.3 3x10^3
7/ 9 0.4 1x10^3
7/ 8 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 7/ 7 12:22 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まっています。
2025/ 7/ 8 14:36 M2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。
2025/ 7/ 9 12:28 高速の太陽風が続いています。太陽は穏やかな状態です。
2025/ 7/10 12:41 太陽風は平均的な速度に戻っています。M1.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 7/11 13:08 太陽風の速度は下がり、低速になっています。Cクラスのフレアが増えています。
最新のニュース

2025/ 7/12 08:25 更新
太陽風の速度が少し上がり、平均的な速さになっています。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C3で、
右下側から太陽に接近する小さい彗星が見えています。
この後、LASCO C2でも見えそうです。


太陽風の速度は、昨日の昼、11日14時(世界時11日5時)頃に
350km/秒から400km/秒へ上がり、
その後もゆっくりと高まって、現在は450km/秒です。
速さとしては平均的な状態です。
磁場強度は、10〜13nTと強まった状態で推移しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の南側に広がっている
コロナホールの影響が始まった様です。
コロナホールは、中心線付近から南東側(左下)にかけて
大きく広がっています。
影響はこれからより強まる可能性があります。
引き続き太陽風速度の変化に注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
-5nT程度の南向きの変化が度々発生しています。
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は、500nT前後の中規模の変化が発生している様です。

今後、速度が更に高まると、
磁気圏活動の規模もより大きくなる可能性があります。


太陽は、南東の端の領域で、
C5.2、C3.5、C8.0など、小規模フレアの発生が続いています。
活動の規模が大きくなる様であれば注目して下さい。



太陽の右下側から小さい彗星が接近しています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。