宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
昨日、M1.3の中規模フレアが、一昨日もM2.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/10 --- ---
7/ 9 13:13 M1.3
09:41 C2.4
7/ 8 12:43 M2.4
05:50 C3.5
04:11 C2.9

黒点  7/10 (NOAA)
磁場 フレア
4125 1 α ---
4130 2 β ---
4134 2 β ---
4135 5 βγ C1
4136 7 βγ M2
4137 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 394 +0.5
-2 h 397 +0.4
-4 h 402 +0.8
-6 h 412 -0.1
-8 h 412 -0.8
-10 h 416 +0.6
-12 h 427 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 11 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 5 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
7/10 0.3 2x10^3
7/ 9 0.4 1x10^3
7/ 8 0.5 4x10^2
7/ 7 0.3 2x10^3
7/ 6 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 7/ 5 12:51 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2025/ 7/ 6 12:50 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まっている様です。
2025/ 7/ 7 12:22 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まっています。
2025/ 7/ 8 14:36 M2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。
2025/ 7/ 9 12:28 高速の太陽風が続いています。太陽は穏やかな状態です。
最新のニュース

2025/ 7/10 12:41 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。M1.3の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの直後に500km/秒台を割り、
今朝、10日7時(世界時9日22時)には400km/秒まで下がりました。
太陽風は平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、4nTから3nTへ少し下がり、
やや弱い状態です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は弱い南寄りですが、
後半は0nT付近で推移する様になっています。

磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数は見にくい状態が続いていますが、
目立った変化は起きていない様です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球のコロナホールが次第に南西側(右下)に進んでいます。
明後日くらいから太陽風の速度が高まるかもしれません。

コロナホールは、南東側(左下)でより大きい広がりになっています。
このため、太陽風速度の高まりは、
しばらく経ってからより強まるかもしれません。


太陽は、昨日の昼、9日13時(世界時9日4時)に、
北東の端近く(左上)の4136黒点群で
M1.3の中規模フレアが発生しています。
この領域では、8日のM2.4に続くMクラスフレアです。

また、X線グラフでは、9日23時(世界時9日14時)頃に
C2に近い規模のゆっくりとした高まりが発生しています。
太陽の南東の端の向こう側で発生したフレアの影響の様です。
この後、活動的な領域が現れるでしょうか。



4136黒点群で発生した、M1.3の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。