宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:44)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/10 10:03 C4.8
06:26 C5.0
1/ 9 19:21 C3.9
09:21 M1.1
05:55 C1.8
00:06 C2.1
1/ 8 18:59 C2.3
17:56 C2.4
15:30 C9.8
12:58 C3.8
07:37 M1.1
06:20 C3.2

黒点  1/10 (NOAA)
磁場 フレア
3943 2 α ---
3945 4 β C4
3947 23 βγ M1
3948 1 α ---
3950 3 β M1
3951 3 β C2
3953 6 β ---
3954 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 416 -3.8
-2 h 396 -3.9
-4 h 383 +5.2
-6 h 388 +3.5
-8 h 391 +5.2
-10 h 393 +3.0
-12 h 391 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -37 -/ -
-12 h -41 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
1/10 0.2 1x10^3
1/ 9 0.3 3x10^3
1/ 8 0.6 5x10^3
1/ 7 0.8 3x10^3
1/ 6 9.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 1/ 5 12:51 高速太陽風が到来し、太陽風の速度は660km/秒に高まっています。X1.8の大規模フレアが発生しました。
2025/ 1/ 6 12:41 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。12月の黒点相対数は 154.5 でした。
2025/ 1/ 7 10:13 太陽風は高速の状態が続いています。1日深夜の美ヶ原高原の低緯度オーロラをどうぞ。
2025/ 1/ 8 12:28 太陽風は高速の風が続いています。フレアは少なくなっています。
2025/ 1/ 9 12:12 太陽風は平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2025/ 1/10 12:44 更新
太陽風は平均的な速度です。磁場が南寄りになって、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風は、400km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、5nTから10nTへ次第に強まり、
グラフの最後で7nTに少し下がっています。

磁場の南北成分は、グラフの前半と後半に
-7nT程度の南向きの変化が発生しています。
これにより、磁気圏の活動も一時的に高まり、
AE指数は700nTに達する中規模の変化が発生しています。

AE指数の最後のところでは、
太陽風の後半の磁場南向きに対応する変化が見え始めています。
この後、もう少し大きい変化になるかもしれません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは小さい領域が見えている程度です。
この後の太陽風は、基本的には穏やかに推移しそうです。


太陽は、北西側(右上)に進んだ3947黒点群で
C5.0、C4.8の小規模フレアが発生しています。
全体としては、フレアは少なくなっています。

また、GOES衛星SUVI 195を見ると、
9日19時(世界時9日10時)頃に、
太陽の中心部の北側でコロナの弱い噴出が発生している様です。
発生箇所が中心に近いので、
3日後くらいに太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。




太陽の中心部北側でコロナの弱い噴出が起きている様です。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


10日9時半(世界時10日0時半)に鹿児島で撮影した太陽
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。