宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:50)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/28 11:13 C6.0
05:33 C3.9
05:12 C4.5
04:36 C3.0
02:15 C4.7
01:19 M1.2
12/27 21:45 C3.3
18:14 C4.2
17:03 M1.0
16:05 C4.5
13:22 C3.3
12:04 C7.4
11:41 C5.3
11:19 C3.9
10:43 C3.9
09:35 M2.0
08:03 C4.3
07:18 C3.9
06:43 C4.1
05:48 C4.1
04:40 C6.0
01:38 C4.4
00:38 C2.7
12/26 22:33 C3.3
21:18 C3.6
19:07 C4.0
18:45 C2.8
17:08 C2.8
15:15 C2.5
14:24 C2.4
10:24 C2.4
08:46 C2.5
06:51 C2.2
03:32 C2.8

黒点 12/28 (NOAA)
磁場 フレア
3169 17 βγ M1
3171 5 β C3
3173 1 α ---
3175 4 α ---
3176 12 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 533 +0.8
-2 h 515 -1.4
-4 h 520 +0.1
-6 h 538 +3.1
-8 h 523 +0.5
-10 h 516 +0.2
-12 h 516 -4.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -42 -/ -
-2 h -38 -/ -
-4 h -42 -/ -
-6 h -47 -/ -
-8 h -49 -/ -
-10 h -62 -/ -
-12 h -69 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^3
12/28 0.5 5x10^3
12/27 0.5 6x10^3
12/26 0.5 5x10^3
12/25 0.5 7x10^3
12/24 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/23 12:06 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/12/24 14:15 太陽風はより高速になっています。磁気圏も活動的です。
2022/12/25 08:43 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2022/12/26 08:53 太陽風の速度は少し下がり、やや高速になっている様です。
2022/12/27 08:15 太陽風速度が高まり、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が活発になりました。
最新のニュース

2022/12/28 12:50 更新
太陽風は高速です。磁場の南向きが続き、磁気圏活動が活発になりました。

担当 篠原

昨日のニュース直後くらいから、
太陽風磁場が南向きに切り替わり、
夜にかけて -5〜-8nTの南向きの状態が続きました。
速度は510km/秒と高速の状態で、
磁気圏の活動が強まり、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が
半日にわたって続きました。

磁場の変化としては、
昨日のニュースで紹介した一昨日の変化よりも少し小さく、
AE指数の変化も一段小さい規模に留まっています。

今日に入るくらいから、
太陽風磁場の南北成分は北寄りの傾向になり、
AE指数の変化も小さくなって、
磁気圏は穏やかな状態に戻っています。

太陽風の速度は510km/秒付近が続いていますが、
磁場強度は5nTと平均的な状態です。


太陽では、昨日、27日10時(世界時27日1時)に、
北東(左上)の3176黒点群で
M2.0の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアの発生は12月20日のM1.1以来、
M2以上となると、12月16日のM2.4以来で、
およそ10日ぶりです。

夕方の27日17時(世界時27日8時)にも、
同じ3176群でM1.0の中規模フレアが発生し、
深夜、28日1時半(世界時27日16時半)には、
北西(右上)の3169群で
M1.2の中規模フレアが発生しています。

更に、南東(左下)の端の新しい領域でC4.5が2回、
北東の端の少し向こう側でC5.0、C6.1などの
小規模フレアも発生しています。

X線グラフの変化が目立つ様になっています。




昨夜、鹿児島に戻りました。
晴れているせいもありますが、こちらは暖かいです。
ただ、久しぶりに桜島の火山灰が降りました。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。