宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
昨日、M1.6の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/20 --- ---
11/19 21:42 M1.6
15:09 C8.3
10:31 C2.7
08:56 C2.0
07:00 C1.8
03:37 C4.6
11/18 20:22 C5.1
19:27 C4.4
18:00 C5.5
08:39 C5.4

黒点 11/20 (NOAA)
磁場 フレア
3147 4 β C2
3148 4 β C3
3149 5 β C2
3150 6 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 360 +2.2
-2 h 324 -0.5
-4 h 331 -0.7
-6 h 345 -0.8
-8 h 353 +0.4
-10 h 346 +1.8
-12 h 353 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^1
11/20 0.5 2x10^2
11/19 0.4 9x10^2
11/18 0.5 4x10^2
11/17 0.5 5x10^2
11/16 0.7 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/15 12:47 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2022/11/16 12:57 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2022/11/17 12:30 太陽風は更に低速になり、磁気圏は穏やかです。
2022/11/18 13:11 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2022/11/19 13:15 太陽風は低速ですが、これから高まる可能性があります。
最新のニュース

2022/11/20 13:29 更新
M1.6の中規模フレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。

担当 篠原

今日は太陽の現象が多くなっています。

ひとつめは、昨日午後、19日15時(世界時19日6時)に、
北東側(左上)で発生したフィラメント噴出です。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
変化が見にくいですが、
薄暗いガスが右上に向かって飛び出しています。

そして、昨夜、19日21時半(世界時19日12時半)には、
北西(右上)の3150黒点群でM1.6の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131と193による動画を掲載します。
193の茶色の画像では、
フレアによってコロナのガスが吹き飛ばされる様子が見えています。

この2つの現象により、それぞれCME(コロナ質量放出)が、
太陽の上寄りと右上寄りに噴出しています。
どちらも地球に対しては斜め方向ですが、
磁場の強まりなどの影響がやって来るかもしれません。
到来まで3日くらいかかると考えると、明後日、22日頃でしょうか。
この後、コロナホールの影響も始まると考えると、
変化としてはよく分からないかもしれません。

最後は、太陽の南端(下側)で、
今日、20日10時(世界時20日1時)に発生したプロミネンス噴出です。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
画像としてはこれが一番目立ちます。
CMEも発生していると思いますが、
地球に対して横方向なので影響はないでしょう。

太陽は、M1.6フレアの後は目立つフレアは発生していません。


太陽風は、速度は370km/秒から310km/秒へ、
磁場強度は12nTから6nTへそれぞれ下がっています。
より低速の状態に戻り、磁場強度の強まりも終わっています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールはだいぶ西に進んでいます。
影響の到来はこれからなのでしょうか。

現在の磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化のない状態です。




太陽の北東側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3150黒点群で発生したM1.6中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2つの現象によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南端で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。