宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、C4.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/19 10:31 C2.7
08:56 C2.0
07:00 C1.8
03:37 C4.6
11/18 20:22 C5.1
19:27 C4.4
18:00 C5.5
08:39 C5.4
11/17 21:18 C2.8
18:11 C6.1

黒点 11/19 (NOAA)
磁場 フレア
3147 3 α C2
3148 1 α C3
3149 3 β C2
3150 8 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:03 372 +2.5
-2 h 380 +3.3
-4 h 374 +0.8
-6 h 342 -2.6
-8 h 345 +1.7
-10 h 342 -6.0
-12 h 323 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 4 -/ -
-10 h 12 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^1
11/19 0.4 9x10^2
11/18 0.5 4x10^2
11/17 0.5 5x10^2
11/16 0.7 5x10^2
11/15 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/14 13:18 太陽風はやや高速です。太陽でC1〜4のフレアが続いています。
2022/11/15 12:47 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2022/11/16 12:57 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2022/11/17 12:30 太陽風は更に低速になり、磁気圏は穏やかです。
2022/11/18 13:11 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2022/11/19 13:15 更新
太陽風は低速ですが、これから高まる可能性があります。

担当 篠原

昨夕、18日18時(世界時18日9時)に、
太陽の北西の端の向こう側(右上)で、
C5.5の小規模フレアが発生しました。

太陽の向こう側で発生しているので、
実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。
そして、GOES衛星SUVI 131、304では、
フレアとともにプロミネンスが噴き上がる様子が
撮影されています。
この噴出はCME(コロナ質量放出)になっていて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
淡いガスが右上に飛び出しています。
横方向なので地球への影響はありません。

太陽のこちら側では、北西側の3150黒点群で、
C5.1、C4.6の小規模フレアが発生しています。
この領域は昨日の夕方から発生して、
現在の大ききさに発達しています。
この後も活動が続くでしょうか。


太陽風は、速度が310km/秒から370km/秒へ
少し上がっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態でしたが、
今日未明から強まり始め、現在は12nTに達しています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の南側に見えている
コロナホールの影響が近付いているのかもしれません。
この後、速度がさらに高まる可能性があります。
注目してください。

磁気圏は、太陽風の磁場が南向きに変化した影響で、
AE指数で700nTの中規模の変化が発生しています。
現在の磁場はやや北寄りで、
磁気圏は穏やかになっていますが、
この後、南寄りに傾向が変わると、
磁気圏の活動も高まる可能性があります。



C5.5フレアに伴うプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 131、304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。