宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:28)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 1 --- ---
5/31 --- ---
5/30 10:48 C1.5

黒点  6/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3023 2 α ---
3024 1 α ---
3025 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 507 +0.2
-2 h 505 -0.3
-4 h 502 -2.6
-6 h 511 -0.6
-8 h 510 -1.3
-10 h 512 -3.5
-12 h 509 -3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -14 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 5x10^3
6/ 1 1.1 2x10^4
5/31 0.6 1x10^4
5/30 0.6 6x10^3
5/29 0.6 7x10^2
5/28 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/27 14:36 太陽風は300km/秒とさらに低速になっています。
2022/ 5/28 12:31 太陽風の速度が高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/ 5/29 12:52 太陽風の速度は下がり始めています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。
2022/ 5/30 12:29 太陽風は再び高速になっています。磁気圏の活動も高まっています。
2022/ 5/31 12:51 太陽風は高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2022/ 6/ 1 14:28 更新
高速の太陽風が続いています。フィラメント噴出が発生しました。

担当 篠原

太陽風は高速の状態が続いています。
昨日のニュース以降も、速度は510km/秒付近を推移しています。
磁場強度は、5nTから3nTへゆっくり下がり、
やや弱くなっています。
高速風の終わりに近付いているのでしょうか。

磁場の南北成分は、弱い南寄りの変化が続いています。
磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数のグラフは、200〜500nTの変化が連続しています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは見られず、
現在の高速風が終わると、
太陽風は低速の穏やかな風が続くかもしれません。


太陽は、X線グラフはBクラスの小さい変化しかなく、
穏やかになっています。

SDO衛星AIA304によると、
今朝、6月1日9時(世界時6月1日0時)頃に、
太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。
動画を掲載します。

黒い筋状に見えるダークフィラメントが、
次第に広がって、飛び出しています。
CME(コロナ質量放出)が飛び出している可能性があるので、
この後の、SOHO衛星LASCO C2、C3の画像に注目して下さい。

中心付近で発生しているので、
CMEが飛び出していれば、
地球へ太陽風の乱れが到来する可能性が高いです。
磁場の強まりが到来して、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が激しくなる可能性があります。

到来を3〜4日後くらいと考えると、
6月4〜5日頃でしょうか。
この後の情報に注目してください。

太陽の可視光写真の北西側(右上)に、
昨日のニュースの後から、新しい黒点が現れています。
さらに大きく発達するでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日も高まった状態が続いています。



太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。