宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
昨日、C2.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/28 --- ---
5/27 20:12 C2.3
11:19 C1.9
02:35 C2.8
5/26 13:45 C7.2
12:28 C3.4
11:54 C2.1
11:07 C2.9
03:10 M1.3
01:25 C2.6

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
3017 1 α C7
3019 1 α C2
3020 1 α ---
3021 3 β C2
3023 2 α C1
3024 1 α C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 492 -4.3
-2 h 467 -2.2
-4 h 475 -4.0
-6 h 457 -5.3
-8 h 450 -1.3
-10 h 461 +5.4
-12 h 426 -4.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -29 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
5/28 0.6 2x10^2
5/27 0.6 2x10^3
5/26 0.7 1x10^3
5/25 0.6 1x10^3
5/24 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/23 15:05 高速の太陽風が続いています。磁気圏の活動は穏やかです。
2022/ 5/24 12:31 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 5/25 14:38 太陽風は平均的な速度です。太陽の向こう側で活動が発生しています。
2022/ 5/26 13:50 M1.3の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2022/ 5/27 14:36 太陽風は300km/秒とさらに低速になっています。
最新のニュース

2022/ 5/28 12:31 更新
太陽風の速度が高速になり、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

昨夜から太陽風の速度が高まり始め、
高速の状態に変わっています。

昨日のニュース以降、
太陽風の速度は300km/秒付近を推移していましたが、
27日19時(世界時27日10時)に、
磁場強度が強まり始め、10nTを超える変化になりました。
遅れて、27日21時(世界時27日12時)から速度の上昇が始まり、
360km/秒と低速だった太陽風は、
半日ほどかけて、500km/秒に達したところです。
現在の磁場強度は、7nTと少し落ち着いています。

SDO衛星AIA193で注目していた、
コロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風磁場の南北成分は、
強まり以降は南向きに大きく変化するようになっていて、
初めは-10nT前後、
現在は少し下がって-5nTくらいの変化が続いています。

この影響で磁気圏の活動が高まり、
AE指数では1000nTに達する大きな変化が続いています。
極域では、オーロラが活発に発生しているのではないでしょうか。

今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心付近にコロナホールは見られず、
太陽風速度の高まりは、
3〜4日後には終わっているかもしれません。

その後は、しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。


太陽は、C1〜2の小さい小規模フレアが数回発生した程度で、
穏やかに推移しています。

活動としては、南東(左下)の3024黒点群が、
小さい活動を頻繁に起こしていますが、
この後はどうなるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。