宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
今日、C1.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 10:48 C1.5
5/29 03:54 C1.8
5/28 --- ---

黒点  5/30 (NOAA)
磁場 フレア
3023 3 α C1
3024 1 α C1
3025 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 555 -0.7
-2 h 543 -0.8
-4 h 542 +1.8
-6 h 545 -1.3
-8 h 543 -0.3
-10 h 542 +0.2
-12 h 542 -3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -31 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^3
5/30 0.6 4x10^3
5/29 0.6 7x10^2
5/28 0.6 2x10^2
5/27 0.6 2x10^3
5/26 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/25 14:38 太陽風は平均的な速度です。太陽の向こう側で活動が発生しています。
2022/ 5/26 13:50 M1.3の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2022/ 5/27 14:36 太陽風は300km/秒とさらに低速になっています。
2022/ 5/28 12:31 太陽風の速度が高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/ 5/29 12:52 太陽風の速度は下がり始めています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。
最新のニュース

2022/ 5/30 12:29 更新
太陽風は再び高速になっています。磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨夕から再び上昇して、
500km/秒台中盤か、600km/秒近くを推移している様です。

DSCOVR衛星のグラフは、
途中から速度のグラフが平坦気味になっていて、
正しいデータなのかはっきりしません。
比較のためACE衛星を見ると、変化の様子が少し違っていますが、
こちらも500km/秒を超えて速度が高まっています。
(こちらの様子では、600km/秒にも達している様です)

太陽風の磁場強度は、グラフの前半で8nTに少し強まって、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。
南北成分は、南寄りの傾向になっています。

このため、磁気圏の活動は高まっていて、
AE指数は、800〜1000nTに達する大きめの変化が
繰り返し発生しています。

一旦下がりかけたように見えた高速太陽風ですが、
再び影響が強まっています。

現在のSDO衛星AIA193では、
太陽の中心部にコロナホールは見られません。
この後の太陽風は、次第に穏やかになりそうですが、
どうでしょうか。


太陽は、Bクラスの小さいフレアが続く程度で、
穏やかになっています。

STEREO Ahead衛星で、東端の少し向こうを見ても、
活動的な領域は特にありません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。