宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 6 09:56 C1.9
01:44 C2.1
2/ 5 14:50 C1.8
06:46 C2.6
00:43 C5.8
2/ 4 19:56 C2.2
14:58 C2.8
08:30 C2.2

黒点  2/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2936 6 β C6
2938 4 β ---
2939 4 β C1
2940 18 β ---
2941 9 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 572 -0.3
-2 h 569 -2.4
-4 h 560 -2.1
-6 h 551 +2.9
-8 h 556 +3.4
-10 h 562 -1.8
-12 h 547 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -32 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^3
2/ 6 0.7 6x10^3
2/ 5 0.7 2x10^4
2/ 4 0.7 2x10^3
2/ 3 0.8 9x10^2
2/ 2 0.7 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/ 1 12:28 Cクラスの小規模フレアが続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2022/ 2/ 2 13:13 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。変化は比較的小規模です。
2022/ 2/ 3 13:21 太陽風が高速になっています。磁気圏の活動も高まりそうです。
2022/ 2/ 4 12:34 太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏の活動が激しくなりました。
2022/ 2/ 5 13:11 太陽風磁場が再び南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
最新のニュース

2022/ 2/ 6 12:38 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の午後に再び500km/秒を超え、
夜遅くには550km/秒に達しました。
その後、現在まで高速の状態が続いています。

磁場強度は、
速度が高まり始めた頃に8nTにやや強まりましたが、
その後は6nTと平均的な値に戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
-5nTから+5nTにかけて、南北に変化しています。
このため、南を向いた頃に磁気圏の活動が高まり、
AE指数では500nT程度の中規模の変化が
時間をおいて繰り返し発生しています。

現在のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心部にコロナホールは見られません。
太陽風速度の高まりは、
この後次第に落ち着いて行くのではないでしょうか。

一方、まだ見にくいですが、
南東の端(左下)近くにコロナホールが見え始めています。
STEREO Ahead衛星によるとそれなりに広がりがある様で、
次の太陽風の高まりはこの領域の影響になりそうです。
27日周期の図では、
前周期の1月15日に始まる高速太陽風の回帰にあたります。


太陽は、北西の端(右上)に沈んで行った2936黒点群と、
北東(左上)に見える2941黒点群を中心に、
C1〜2の小さい小規模フレアが10回ほど発生しています。

小さい変化は頻繁に発生しているので、
規模が大きくなる様だと注意が必要になるでしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。