宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:13)
今日、C9.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 2 11:01 C2.3
07:25 C9.0
00:14 C6.5
2/ 1 22:07 C2.2
20:56 C2.8
18:51 C2.4
16:26 C8.6
06:55 C1.8
04:44 C1.9
1/31 12:41 C2.7
04:55 C2.7

黒点  2/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2934 1 α ---
2936 9 β C2
2938 3 β ---
2939 7 β C9
2940 18 β C9

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 473 +6.1
-2 h 477 +2.9
-4 h 477 +1.9
-6 h 469 +2.2
-8 h 436 +2.7
-10 h 409 +2.2
-12 h 402 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -5 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^3
2/ 2 0.7 9x10^3
2/ 1 0.8 8x10^3
1/31 0.9 3x10^3
1/30 0.7 6x10^2
1/29 0.7 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/28 13:10 高速太陽風が始まっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 1/29 14:31 太陽風はやや高速の状態です。Cクラスのフレアが続いています。
2022/ 1/30 13:46 M1.1の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2022/ 1/31 15:48 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は高速です。
2022/ 2/ 1 12:28 Cクラスの小規模フレアが続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2022/ 2/ 2 13:13 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。変化は比較的小規模です。

担当 篠原

今朝、2日6時40分(世界時1日21時40分)に、
30日に発生したM1.1フレア、CMEによる太陽風の乱れが
DSCOVR衛星で観測されました。
太陽風の速度は400km/秒から480km/秒へ高まり、
磁場強度は5nTから13nTへ強まっています。
速度の変化としては比較的小規模で、
やや高速になった程度です。

乱れの地球への到来は、
2日7時20分(世界時1日22時20分)頃の様です。
気象庁地磁気観測所の柿岡の磁場データを参照すると、
この頃に磁場の強まりが観測されています。
時間帯の関係もありますが、
それほど大きな変化にはなっていません。

磁気圏への影響度に関係する太陽風磁場の南北成分は、
乱れの始まりの頃に
-10nTに達する強い南向きの変化が発生しましたが、
1時間も経たずに北向きに傾向が切り替わって、
現在まで続いています。
速度の高まりが小さかったこともあり、
磁気圏活動の強まりはそれほどでなく、
AE指数は、データが乱れていて読み取りにくいですが、
500nTの変化が発生している程度の様です。

磁場が北向きの間は、磁気圏は穏やかに推移しますが、
今後、南向きに切り替わる変化が到来すると、
活動が強まる可能性があります。
太陽風の推移に注目して下さい。

SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の中心部に南へ縦に伸びるコロナホールがあります。
3日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。


太陽は、北東(左上)の2940黒点群で、
C8.6、C6.5を含むCクラスの小規模フレアが
頻繁に発生しています。

また、今朝、2日7時半(世界時1日22時半)には、
南東(左下)の2939群で、C9.0、C6.0の
小規模フレアが発生しています。

北西(右上)の2936群でも小さい活動が続いていて、
太陽の活動に引き続き注目してください。



茨城県石岡市柿岡の磁場変化(4時間幅)。太陽風の乱れによる急な変化が発生している。
(c) 気象庁地磁気観測所


2936、2939、2940黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。