宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 1 06:55 C1.8
04:44 C1.9
1/31 12:41 C2.7
04:55 C2.7
1/30 21:45 C1.9
18:47 C2.2
16:11 C6.7
07:47 M1.1
04:57 C3.3
03:24 C1.0
01:47 C7.3

黒点  2/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2934 1 α ---
2935 3 β ---
2936 22 β M1
2938 2 α ---
2939 7 β C7
2940 5 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 432 -0.4
-2 h 467 -0.0
-4 h 449 +2.2
-6 h 483 +3.4
-8 h 465 +0.6
-10 h 476 -0.8
-12 h 499 -3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^3
2/ 1 0.8 8x10^3
1/31 0.9 3x10^3
1/30 0.7 6x10^2
1/29 0.7 9x10^2
1/28 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/27 14:15 太陽風はやや高速の状態が続いています。
2022/ 1/28 13:10 高速太陽風が始まっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 1/29 14:31 太陽風はやや高速の状態です。Cクラスのフレアが続いています。
2022/ 1/30 13:46 M1.1の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2022/ 1/31 15:48 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は高速です。
最新のニュース

2022/ 2/ 1 12:28 更新
Cクラスの小規模フレアが続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

太陽の南西の端(右下)で、
今朝、1日8時(世界時1月31日23時)に
プロミネンス噴出が発生しました。

GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
なかなか見事な噴出です。
CME(コロナ質量放出)も発生している可能性がありますが
(SOHO衛星やSTEREO Ahead衛星の画像がまだありません)、
地球に対して横方向の現象なので影響はないでしょう。

太陽は、北東(左上)の2940黒点群で、
C1の小規模フレアが7回程度発生しています。
中心付近の2936群や南東(左下)の2939群でも
小さい活動が続いています。
この3つの黒点群の拡大写真を2枚目に掲載しています。
この後の活動に注目して下さい。


太陽風は昨夜から速度が下がり始め、
現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態が続いています。

磁場の南北成分は、南向きの変化が昨日で終わり、
以降はやや北寄りになっています。
磁気圏の活動も、
AE指数のグラフの途中までは500nTの変化が続いていますが、
以降は変化がなくなっています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
30日に発生したCMEによる太陽風の乱れは、
明日、2日10時(世界時2日1時)頃に地球に到来する可能性があります。
3枚目に予想図を掲載します。

この予報では、
速度の高まりは450km/秒程度と大きくはありません。
しかし、磁場の強まりが到来して、南向きに大きく変化すると、
オーロラの活動は一気に強まります。
これから明日にかけて注目して下さい。



太陽の南西で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


大きな姿を見せている2936、2939、2940黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


30日のCMEによる太陽風の乱れは、2日10時(世界時2日1時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。