宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:50)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/26 08:03 C2.2
10/25 19:17 C1.6
10/24 11:46 C2.9
00:00 C2.1

黒点 10/26 (NOAA)
磁場 フレア
4254 1 α ---
4257 1 α ---
4261 2 α C1
4262 5 β ---
4266 5 β ---
4267 1 α C2
4269 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 410 +2.7
-2 h 403 +4.5
-4 h 407 +3.6
-6 h 417 +2.8
-8 h 419 +4.9
-10 h 428 +5.2
-12 h 420 +4.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 6 -/ -
-2 h 15 -/ -
-4 h 19 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
10/26 0.3 6x10^2
10/25 0.5 6x10^2
10/24 0.6 7x10^2
10/23 2.7 5x10^2
10/22 3.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/21 12:52 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2025/10/22 14:04 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側で規模の大きいCMEが発生しました。
2025/10/23 12:38 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。
2025/10/24 12:31 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2025/10/25 08:06 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。
最新のニュース

2025/10/26 11:50 更新
太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻っています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、
次第に低下して、400km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な値で安定しています。

太陽風速度の高まりは、1日半ほどで終わりました。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの初めに南向きの変化がありますが、
以降は北寄りで推移しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は変化が見られなくなっています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の南東側(左下)に、
コロナホールが横方向に広がっています。
先頭(右端)が太陽の中心線に達しているので、
3日後くらいから影響が始まりそうです。

一方、27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風は9月10日から速度が高まっています。
このタイミングで高速風が回帰すると、
明後日、28日に速度が高まるかもしれません。
到来のタイミングも含めて、太陽風の変化に注目して下さい。


太陽は、東側(左側)の4267黒点群で
C2.2の小規模フレアが発生した程度で、
こちら側は穏やかです。

向こう側では活動が続いているようで、
昨夜、25日20時(世界時25日11時)に、
太陽の北側(上側)に広がるCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3と、
太陽を地球よりも右斜めから観測している
STEREO Ahead衛星COR2の動画を掲載します。

2つの動画を見比べると、
CMEの噴出が立体的にイメージできるかもしれません。

動画では、同じ頃に太陽の南側(下側)に広がるCMEも写っています。




太陽の上側と下側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも右斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星によるCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。