宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/24 11:46 C2.9
00:00 C2.1
10/23 13:58 C3.2
13:16 C2.0
10:43 C2.4
10/22 22:29 C2.4
16:04 C4.2
09:22 C4.4

黒点 10/24 (NOAA)
磁場 フレア
4252 1 α ---
4254 1 α ---
4257 1 α C4
4261 1 α ---
4262 3 α ---
4264 1 α ---
4266 3 β ---
4267 1 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 506 +1.5
-2 h 496 +2.9
-4 h 484 +1.5
-6 h 464 +2.0
-8 h 447 +0.9
-10 h 428 +0.9
-12 h 443 +4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 17 -/ -
-6 h 12 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^2
10/24 0.6 7x10^2
10/23 2.7 5x10^2
10/22 3.6 4x10^2
10/21 0.3 3x10^2
10/20 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/19 12:41 高速太陽風が到来し、速度は500km/秒に高まっています。4246群は見えなくなりました。
2025/10/20 10:18 高速の太陽風が続いています。太陽は穏やかになりそうです。
2025/10/21 12:52 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2025/10/22 14:04 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側で規模の大きいCMEが発生しました。
2025/10/23 12:38 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/10/24 12:31 更新
太陽風の速度が500km/秒に高まっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
今週初めの現地10月19日0時3分(世界時18日11時3分)に撮影された、
スワン彗星とオーロラの写真(1枚目)をいただきました。

写真中心部少し右の緑色の光がスワン彗星です。
西の空に沈み行くところを撮影したとのことです。
彗星は、日本からも見える夏の天の川の中にあって(日本の夏です)、
すぐ下の赤い光はわし星雲(M16)、左の赤い光はオメガ星雲(M17)、
写真の左端近くに干潟星雲(M8)が見えています。

写真の左下から右側へ広がる赤い光はオーロラです。
スワン彗星とオーロラの同時撮影です。
右下の黒い色は雨雲だそうで、ぎりぎりの撮影だったようです。

2枚目は、カメラを南に向けてオーロラを撮影したものです。
時刻は、現地10月19日0時18分(世界時18日11時18分)です。
赤い光が東西に大きく広がっていて、縦の光の筋もあちこちに見えています。
この日は高速の太陽風がやって来て、
オーロラの活動が強まり始めた頃でした。

写真のやや左寄りの下側には、逆さまになった南十字が見えています。
見事な下方通過で、この光景が見られるのは、
南に緯度の高いクィーンズタウンだからこそです。

貴重な写真をどうもありがとうございます。
写真の中の天の川の迫力がすばらしいです。



太陽風は、400km/秒と平均的な速度でしたが、
今日未明から高まり始め、
現在は500km/秒と高速の状態になっています。
磁場強度は、8nTから6nTへ少し下がり、こちらは平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りか、0nT付近で変化しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が見られる程度です。

GOES衛星SUVI 195では、
太陽の中心部にコロナホールは見えていなかったのですが、
太陽風の速度が高まっています。
この後、どの様に推移するでしょうか。


太陽は、向こう側の活動は続いている様で、
今日未明、24日3時(世界時23日18時)に、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
GOES衛星CCOR-1の動画を掲載します。

太陽のこちら側では、
X線グラフの最後でC2.9の小規模フレアが発生しています。
南西(右下)の4256黒点群があった場所で発生しています。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地10月19日0時3分(世界時18日11時3分)に撮影されたスワン彗星とオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地10月19日0時18分(世界時18日11時18分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


24日3時(世界時23日18時)頃に、太陽の向こう側で発生したCME。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。