宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 7/ 4 13:50 更新 太陽風は低速で推移しています。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が続いています。 担当 篠原 太陽風は、速度が350km/秒から390km/秒に少し上がりましたが、 再び350km/秒に下がっています。 低速の状態が続いています。 磁場強度は、昨日のニュースの後に15nT近くまで強まり、 今日未明から下がり始めて、現在は8nTです。 磁場の南北成分は、 4日2時(世界時3日17時)頃から南向きの状態が続き、 -5nT程度の変化が続いています。 このため、磁気圏の活動も強まっていて、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が半日ほど続いています。 太陽風磁場の強まりは次第に下がっているので、 南向きの変化もこの後小さくなり、 磁気圏の活動も小さくなって行きそうです。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは南西の端(右下)まで進んでいます。 影響は来ないままかもしれません。 3日15時(世界時3日6時)頃、 太陽の西の端(右端)でプロミネンス噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 これにより、太陽の右側へCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 横向きの噴出なので、地球への影響はありません。 X線グラフは、C1〜2の小さいフレアが起きたくらいです。 ![]() 太陽の西の端で発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の右側へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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