宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 --- ---
7/ 3 --- ---
7/ 2 --- ---

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
4122 2 α C1
4123 2 β ---
4125 1 α ---
4127 16 β ---
4128 3 β ---
4129 10 β ---
4131 1 α ---
4132 3 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 358 -4.9
-2 h 369 -4.3
-4 h 365 -5.5
-6 h 367 -7.3
-8 h 375 -6.3
-10 h 389 -5.3
-12 h 386 +2.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -38 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/ 4 0.4 3x10^3
7/ 3 0.3 1x10^4
7/ 2 0.3 6x10^3
7/ 1 0.4 2x10^4
6/30 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/29 14:03 太陽風は高速ですが、速度は低下しています。
2025/ 6/30 12:50 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わっています。H-IIA 50号機の打ち上げをどうぞ。
2025/ 7/ 1 13:13 太陽風の速度は520km/秒に高まって、高速の状態です。
2025/ 7/ 2 12:18 太陽風の速度は400km/秒に下がり、平均的な状態です。
2025/ 7/ 3 13:34 太陽風は低速になっています。6月の黒点相対数は 116.3 でした。
最新のニュース

2025/ 7/ 4 13:50 更新
太陽風は低速で推移しています。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が続いています。

担当 篠原

太陽風は、速度が350km/秒から390km/秒に少し上がりましたが、
再び350km/秒に下がっています。
低速の状態が続いています。
磁場強度は、昨日のニュースの後に15nT近くまで強まり、
今日未明から下がり始めて、現在は8nTです。

磁場の南北成分は、
4日2時(世界時3日17時)頃から南向きの状態が続き、
-5nT程度の変化が続いています。
このため、磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が半日ほど続いています。

太陽風磁場の強まりは次第に下がっているので、
南向きの変化もこの後小さくなり、
磁気圏の活動も小さくなって行きそうです。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは南西の端(右下)まで進んでいます。
影響は来ないままかもしれません。


3日15時(世界時3日6時)頃、
太陽の西の端(右端)でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、太陽の右側へCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

X線グラフは、C1〜2の小さいフレアが起きたくらいです。




太陽の西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。