宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:50)
今日、C8.9の小規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/24 08:09 C6.2
02:56 C8.9
00:08 C7.5
2/23 23:25 C4.3
21:20 C6.6
17:33 M1.2
17:02 C7.2
15:01 M1.5
14:20 C4.2
13:41 C4.4
12:31 C6.7
09:46 C2.3
07:55 C2.8
01:42 C2.6
2/22 22:40 M2.6
21:29 C3.2
18:56 C3.2
16:50 C2.6
13:54 M1.4
13:07 C2.9
11:41 C7.1
09:11 C7.1
08:52 C4.6
06:43 C8.3
06:01 C7.3
04:59 M5.0
04:13 C6.3
03:29 C4.0

黒点  2/24 (NOAA)
磁場 フレア
3229 12 β ---
3230 11 β C4
3234 25 βδ M5
3235 6 β M2
3236 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 585 +4.3
-2 h 564 +6.0
-4 h 569 +3.2
-6 h 534 +0.6
-8 h 526 -1.0
-10 h 535 -1.3
-12 h 552 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 5 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
2/24 0.3 3x10^3
2/23 0.3 6x10^2
2/22 0.3 4x10^2
2/21 0.4 5x10^2
2/20 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/19 10:00 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。
2023/ 2/20 13:11 太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2023/ 2/21 12:49 太陽風の乱れは小規模でした。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 2/22 12:53 M4.7、M5.0の中規模フレアが発生しました。
2023/ 2/23 12:28 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。
最新のニュース

2023/ 2/24 12:50 更新
太陽風の速度は600km/秒に高まっています。

担当 篠原

太陽風は、高速の状態が続いています。
今朝までは550km/秒で推移していましたが、
そこからもう一段高まり、現在は600km/秒に達しています。
磁場強度は、7nTから9nTへより強まっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは弱い南寄りで、
磁気圏の活動も高まっていました。
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が
連続的に発生しています。

その後、太陽風の磁場は北寄りに傾向が変わっています。
このため、AE指数はグラフの最後で変化がなくなっています。
磁場の北寄りの傾向が続くと、
磁気圏もこの後は穏やかな状態が続くでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南西側(右下)と中心にコロナホールが見えています。
3日後くらいから中心に見えるコロナホールの影響が始まりそうです。
高速の太陽風は、このまましばらく続く可能性があります。


太陽は、中心部北側の3235黒点群の活動が活発になり、
23日15時(世界時23日6時)にM1.5の中規模フレアと、
その後、C7.2、C6.6、C7.5、C8.9、C6.2の
小規模フレアを起こしています。

左側の3234群でもM1.0の中規模フレア、
C7.8、C3.4などの小規模フレアが発生しています。

2つの領域の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
この後、どの様な活動が起きるでしょうか。
太陽の中心に近付いているので、
CME(コロナ質量放出)が発生した場合は、
地球へ影響がやって来る可能性が高くなります。




3235群(右側)と3234群(左側)のおよそ1日間の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。