宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:00)
今日、C7.6の小規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/19 07:15 C2.8
03:30 C7.6
2/18 20:52 C7.7
17:19 C4.9
02:32 X2.2
2/17 18:33 C2.2
10:31 C3.8
05:31 C9.1
03:38 C2.9

黒点  2/19 (NOAA)
磁場 フレア
3216 1 α ---
3217 1 α ---
3220 1 α ---
3225 4 β ---
3226 14 β C8
3229 14 βδ X2
3230 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:55 415 -1.3
-2 h 422 -1.3
-4 h 445 +1.9
-6 h 422 +1.0
-8 h 437 +0.0
-10 h 430 +0.7
-12 h 444 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -10 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
2/19 0.5 2x10^2
2/18 0.5 2x10^2
2/17 0.6 2x10^2
2/16 0.4 1x10^2
2/15 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/14 12:54 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2023/ 2/15 12:59 太陽風は低速ですが、磁気圏は少し活動的です。
2023/ 2/16 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。この後も変化が見られそうです。
2023/ 2/17 13:17 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。現在は穏やかです。
2023/ 2/18 10:09 X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
最新のニュース

2023/ 2/19 10:00 更新
CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。

担当 篠原

昨日のX2.2の大規模フレアで発生したCME(コロナ質量放出)について、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
フレアの発生地点が太陽の北東側(左上)だったので、
CMEも左上により濃く噴出しています。

一方、右下を含む太陽全体を囲むようにもガスは広がっていて、
噴出は地球の方向へも向かっていると考えられます。
NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
明日の夜、20日20時(世界時20日11時)頃に
太陽風の乱れが地球(図の緑の丸)に到来する可能性があるとのことです。
この予報によると、
CMEの端の方がかろうじて地球にやって来る程度で、
速度の高まりは450km/秒とやや高速になる程度です。
実際にどの様な変化がやって来るでしょうか。

太陽風の乱れがやって来て、磁場が南向きに強まると、
オーロラの活動が激しくなる可能性があります。
良い時間帯であればライブカメラにも注目です。

SOHO衛星の動画では、左下に飛び出すCMEも見えています。
これは太陽の向こう側で発生した現象です。
地球への影響はありません。

Xフレアを起こした3229黒点群は、
その後は目立った活動はありません。
太陽では、北西(右上)の3226黒点群で、
C7.7、C7.6などの小規模フレアが発生しています。


太陽風は、430km/秒前後の平均的な速度で安定しています。
磁場強度も、4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、小幅で南北に変化しています。
AE指数は、200〜500nTの小規模の変化が時々発生する程度で、
全体としては磁気圏は穏やかです。




X2.2の大規模フレアに伴って発生したCMEの様子。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEによる太陽風の乱れは、20日20時(世界時20日11時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。