宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/23 09:46 C2.3
07:55 C2.8
01:42 C2.6
2/22 22:40 M2.6
21:29 C3.2
18:56 C3.2
16:50 C2.6
13:54 M1.4
13:07 C2.9
11:41 C7.1
09:11 C7.1
08:52 C4.6
06:43 C8.3
06:01 C7.3
04:59 M5.0
04:13 C6.3
03:29 C4.0
2/21 21:17 C6.1
20:06 M4.7
19:41 C6.5
13:22 C9.6
12:43 C9.1
07:16 C2.9
04:05 C2.8
02:38 C5.4
01:23 C3.1

黒点  2/23 (NOAA)
磁場 フレア
3220 1 α ---
3226 1 α M1
3229 17 β C6
3230 7 β C3
3231 2 β C8
3234 12 βγ M5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 538 -2.5
-2 h 520 -2.6
-4 h 457 +0.2
-6 h 469 +4.0
-8 h 458 -2.3
-10 h 448 -2.3
-12 h 460 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -7 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
2/23 0.3 6x10^2
2/22 0.3 4x10^2
2/21 0.4 5x10^2
2/20 0.4 4x10^2
2/19 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/18 10:09 X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2023/ 2/19 10:00 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。
2023/ 2/20 13:11 太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2023/ 2/21 12:49 太陽風の乱れは小規模でした。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 2/22 12:53 M4.7、M5.0の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2023/ 2/23 12:28 更新
太陽風は高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日の夕方以降は450km/秒付近で推移する様になり、
今朝からはもう一段高まって
500km/秒と高速の状態になりました。
現在は550km/秒に達しています。

磁場強度は、
今朝までは10nTに強まった状態が続いていましたが、
グラフの最後で少し下がり、
現在は7nTと平均的な状態に戻りかけています。

磁場の南北成分は、
速度が上がった頃から南北に変化が目立つようになっています。
磁気圏の活動はやや活発になっていて、
AE指数は800nTの中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、
南側(下側)に見えていたコロナホールの影響が
始まったのかもしれません。
この後、太陽風はどの様に変化するでしょうか。
また、今日のコロナ写真では、
次のコロナホールが太陽の中心に達しようとしています。
4日後くらいからこちらの影響が始まりそうです。


太陽は、北東(左上)の3234黒点群で、
22日14時(世界時22日5時)にM1.4、
昨夜、22日22時半(世界時22日13時半)にM2.6と、
中規模フレアが2回発生しました。

他の領域では、目立つフレアは起きていません。

また、M2.6フレアと同じ頃に、
3234群の右側でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
(画像の左側でM2.6の輝きも見えています)

これによりCME(コロナ質量放出)が発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽の左上に向かってコロナのガスが飛び出しています。
横向きの噴出に見えるので、地球への影響はないでしょう。




太陽の北東で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。