宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
今日、X1.9の大規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/10 12:37 C5.4
11:33 M2.6
11:11 M1.0
09:46 C6.3
09:09 M5.1
07:29 C6.7
07:03 C4.1
05:49 C5.9
03:28 X1.9
01:43 C4.6
00:43 C5.1
1/ 9 23:52 C7.8
22:15 M1.0
17:38 M2.1
14:46 C3.0
13:48 C4.8
10:56 C5.7
09:31 M1.1
06:37 C3.1
03:46 C9.7
1/ 8 23:53 M1.4
23:30 C5.4
21:23 C6.1
20:59 C5.3
18:18 M1.4
17:41 M1.2
16:00 C5.0
14:33 C7.0
13:39 C8.0
12:37 C9.3
11:56 C6.3
11:22 C4.3
08:45 C3.8
08:26 C4.3
07:30 C3.6
07:01 C4.9
05:46 C4.7
03:15 C5.1
01:30 C8.7

黒点  1/10 (NOAA)
磁場 フレア
3180 3 α ---
3181 35 βγδ M3
3182 30 βγδ C9
3183 6 β ---
3184 4 α X2
3185 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 367 +2.6
-2 h 355 +0.3
-4 h 327 -0.3
-6 h 329 +2.2
-8 h 452 +0.0
-10 h 358 -3.6
-12 h 399 -2.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -1 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^2
1/10 1.1 4x10^2
1/ 9 0.5 4x10^2
1/ 8 0.4 2x10^2
1/ 7 0.5 2x10^2
1/ 6 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/ 5 14:26 太陽風磁場が強まっています。速度はやや低速です。
2023/ 1/ 6 13:37 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になっています。
2023/ 1/ 7 13:37 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りかけています。
2023/ 1/ 8 13:44 太陽風は平均的な状態です。太陽でCフレアが続いています。
2023/ 1/ 9 13:30 Mクラスのフレアが5回発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 1/10 12:57 更新
X1.9の大規模フレアが発生しました。Mクラスのフレアも続いています。

担当 篠原

昨日のニュースで活動が強まっていることをお知らせした
太陽の南東(左下)の3184黒点群で、
今日未明、10日3時半(世界時9日18時半)に、
X1.9の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

Xフレアの発生は、1月6日のX1.2以来で4日ぶりです。
また、X1.9の規模に達するフレアだと、
昨年の春、2022年4月20日のX2.2以来となり、
およそ9か月ぶりです。

太陽では、北東の端(左上)に新しい領域が現れていて、
動画の後半で、C5.9の小規模フレア、
M5.1の中規模フレアの発生が見えています。

また、南西(右下)の3181群の活動も強まっていて、
昨夕以降、M2.1、M1.0、M2.6と
中規模フレアが続いています。
最後のM2.6は、掲載の動画の最後で見えています。
3181群は、可視光写真の黒点もより大きくなっています。

この後も太陽の活動に注目して下さい。


太陽風は、速度が350km/秒前後に下がり、
低速の風になっています。
磁場強度は、
5nTからグラフの後半で7nTに少し強まっています。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、
太陽風は、CME(コロナ質量放出)による乱れなどがなければ、
低速の穏やかな状態が続きそうです。




南東の3184黒点群で発生したX1.9の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。