宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:30)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 9 10:56 C5.7
09:31 M1.1
06:37 C3.1
03:46 C9.7
1/ 8 23:53 M1.4
23:30 C5.4
21:23 C6.1
20:59 C5.3
18:18 M1.4
17:41 M1.2
16:00 C5.0
14:33 C7.0
13:39 C8.0
12:37 C9.3
11:56 C6.3
11:22 C4.3
08:45 C3.8
08:26 C4.3
07:30 C3.6
07:01 C4.9
05:46 C4.7
03:15 C5.1
01:30 C8.7
1/ 7 19:52 C6.9
09:31 M1.6
05:21 C5.0
03:45 C6.2

黒点  1/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3177 1 α ---
3180 3 β ---
3181 19 βδ C2
3182 23 βγδ M2
3183 8 β C6
3184 3 α M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:23 389 +4.1
-2 h 396 +0.7
-4 h 399 -0.3
-6 h 406 +0.1
-8 h 410 +0.3
-10 h 411 +2.1
-12 h 414 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
1/ 9 0.5 4x10^2
1/ 8 0.4 2x10^2
1/ 7 0.5 2x10^2
1/ 6 0.4 4x10^2
1/ 5 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/ 4 09:58 太陽風は平均的な速度です。太陽の向こう側でフレアが発生しています。
2023/ 1/ 5 14:26 太陽風磁場が強まっています。速度はやや低速です。
2023/ 1/ 6 13:37 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になっています。
2023/ 1/ 7 13:37 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りかけています。
2023/ 1/ 8 13:44 太陽風は平均的な状態です。太陽でCフレアが続いています。
最新のニュース

2023/ 1/ 9 13:30 更新
Mクラスのフレアが5回発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日のニュースで注目した太陽の南東の端(左下)で、
フレアが活発に発生しています。
昨夕、8日17時半(世界時8日8時半)にM1.2、
8日18時半(世界時8日9時半)にM1.4、
深夜、9日0時(世界時8日15時)にM1.4、
今朝、9日4時(世界時8日19時)にM1.0、
9日10時(世界時9日1時)にM1.1と、
Mクラスの中規模フレアだけでも5回発生しています。

昨日の昼以降の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
この領域は現在は太陽のこちら側に回っていて、
現れた黒点には3184群と番号が付けられています。

また、この領域の更に向こう側で別の活動が発生し、
2枚目の動画のGOES衛星SUVI 304によると、
プロミネンス噴出が左下に向かって発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
横方向の噴出なので、地球への影響はないでしょう。

太陽のフレアの発生に、引き続き注目してください。


太陽風は、速度が430km/秒から390km/秒へ
ゆっくりと低下しています。
磁場強度は、6nTから5nTへ少し下がっている様です。
全体としては平均的な状態ですが、
太陽風は低速風に変わろうとしているのかもしれません。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は、700nTの中規模の変化が1回発生した程度です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、
太陽風は、穏やかな状態がしばらく続きそうです。




南東の3184黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に向かうCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。