宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:26)
今日、C8.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 04:05 C6.6
03:17 C8.5
01:30 C2.6
1/ 4 16:19 C2.7
08:46 C2.4
1/ 3 15:22 C3.2
13:54 C2.7
08:00 C3.2
07:11 C2.0

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3176 5 β C1
3177 13 β C8
3179 1 α ---
3180 11 βγ C3
3181 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 380 +9.9
-2 h 385 +13.3
-4 h 381 +12.2
-6 h 383 +11.6
-8 h 384 +15.3
-10 h 389 +16.3
-12 h 396 +14.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 2 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^1
1/ 5 0.4 2x10^2
1/ 4 0.5 7x10^3
1/ 3 0.5 6x10^3
1/ 2 0.5 8x10^3
1/ 1 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/31 11:09 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。
2023/ 1/ 1 12:31 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動もある程度強まっています。
2023/ 1/ 2 10:27 太陽風は高速の状態が続いていますが、速度は下がりかけています。
2023/ 1/ 3 10:54 太陽風の速度は下がり、平均的な速さに戻っています。
2023/ 1/ 4 09:58 太陽風は平均的な速度です。太陽の向こう側でフレアが発生しています。
最新のニュース

2023/ 1/ 5 14:26 更新
太陽風磁場が強まっています。速度はやや低速です。

担当 篠原

昨日のニュース以降、
太陽風の磁場強度は更に強まり、
夕方には20nTに達しました。
その後、15〜17nTに少し下がりましたが、
強まった状態は続き、
太陽風のグラフの最後では、
再び20nTに達しています。

一方、速度は昨日の420km/秒から下がって、
現在は380km/秒とやや低速になっています。

今回の太陽風磁場の強まりは、
CME(コロナ質量放出)による変化かもしれません。
12月31日のニュースでお知らせした
M1.4フレアの噴出に関係するのでしょうか。
その場合、到来まで4日ほどかかったことになります。

太陽風磁場の南北成分は、
掲載のグラフではほとんど通り過ぎていますが、
-10nT程度の南向きの強まりが6時間程度続いた様です。
(南向きの始まり頃のデータがはっきりしません)
磁気圏の活動は強まって、
AE指数では、500〜900nTの中規模の変化が
半日ほど続いています。

昨夜以降は、磁場は北向きに切り替わっていて、
現在の磁気圏は穏やかです。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールはだいぶ西に進み、
今日の写真でははっきりは分からなくなっています。
この後、この領域の影響で太陽風の速度が高まるでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽は、南西(右下)の3177黒点群で、
5日3時(世界時4日18時)にC8.4の小規模フレアが発生しています。

また、昨日の昼、4日12時(世界時4日3時)頃に、
太陽の南側(下側)でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

この動画では、CMEが下向きに噴出している様ですが、
SOHO衛星の画像では、はっきり分かる噴出は見られませんでした。
中心近くで発生しているので、
太陽風磁場の強まりなどの変化が、
1月8日くらいにやって来るかもしれません。




太陽の南側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。