宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:38)
今日、C3.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/19 13:24 C2.3
08:50 C3.9
01:03 C2.4
7/18 06:33 C4.8
02:22 C3.6
01:11 C2.0
7/17 21:19 C6.5
00:34 M1.4

黒点  7/19 (NOAA)
磁場 フレア
3055 3 β M1
3056 17 β C5
3057 15 β C2
3058 9 β C7
3059 7 β ---
3060 1 α ---
3061 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 463 -7.7
-2 h 490 +5.9
-4 h 446 +10.9
-6 h 468 +13.7
-8 h 458 +0.1
-10 h 393 -5.4
-12 h 390 +2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 33 -/ -
-2 h 30 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^2
7/19 0.6 2x10^3
7/18 0.6 9x10^3
7/17 0.6 9x10^3
7/16 0.6 4x10^3
7/15 0.5 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 7/14 12:11 小型の彗星が太陽に近付きました。太陽風は高速の様です。
2022/ 7/15 12:18 M1.2、M2.8と中規模フレアが2回発生しています。
2022/ 7/16 09:50 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球にも向かっている様です。
2022/ 7/17 09:55 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2022/ 7/18 13:41 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2022/ 7/19 14:38 更新
太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度はやや高まっています。

担当 篠原

今朝、19日5時半(世界時18日20時半)に、
太陽風の速度が400km/秒から470km/秒へ、
磁場強度が8nTから14nTへ急に強まる変化が発生しています。

16日のニュースでお知らせした、
15日夜のフィラメント噴出の時に発生した
CME(コロナ質量放出)による乱れが到来したのかもしれません。
その場合、到来まで3日半となり、良さそうなタイミングです。

磁場の南北成分は、
グラフ全体としては北を向いたり南を向いたり、
傾向が変化していて、
南向きの頃に、
AE指数で500〜700nTの中規模の変化が発生しています。

グラフの最後は南向きに強まっていますが、
この傾向が続くと、この後の磁気圏の活動は高まるでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部を南北にコロナホールが伸びています。
3日後くらいからこの領域の影響で、
太陽風の速度が高まりそうです。


太陽では、今朝、19日4時(世界時18日19時)頃に、
南西側(右下)で爆発現象が発生しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
はっきりとした見え方ではありませんが、
コロナが急に変化する様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の南西(右下)に向かって
CMEが飛び出す様子が撮影されています。

STEREO Ahead衛星COR2でもCMEは南側に偏っていて、
地球方向への噴出は小さい様です。

フレアは、3055、3057、3058群で
C1〜3の小規模フレアが6回ほど発生した程度で、
太陽の活動は次第に小さくなっています。




太陽の南西側で爆発現象が発生しました。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西に向かってCMEが発生しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。