宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:05)
今日、C4.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/19 05:56 C4.9
6/18 22:23 C1.8
20:30 C1.8
09:04 C2.1
03:21 C3.3
6/17 23:56 C4.3
22:04 C2.5
19:53 C5.6
15:09 C2.7
09:49 C4.6

黒点  6/19 (NOAA)
磁場 フレア
3030 18 β C6
3031 8 β C5
3032 2 β ---
3033 3 α ---
3034 1 α ---
3035 5 β C2
3037 4 β C3
3038 11 β ---
3039 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:55 595 -2.4
-2 h 580 -2.9
-4 h 572 -2.5
-6 h 560 +1.6
-8 h 559 +1.4
-10 h 581 +0.1
-12 h 585 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -28 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
6/19 0.5 3x10^3
6/18 0.6 3x10^3
6/17 0.8 1x10^3
6/16 1.1 4x10^2
6/15 1.1 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/14 13:51 太陽の左側に激しいCMEが噴出しています。太陽風の速度は下がっています。
2022/ 6/15 14:10 CMEによる太陽風の乱れが到来したかもしれません。太陽風は高速に戻っています。
2022/ 6/16 12:20 太陽風磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動が強まりました。高速風は続いています。
2022/ 6/17 12:21 高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
2022/ 6/18 12:52 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。
最新のニュース

2022/ 6/19 10:05 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽は比較的穏やかです。

担当 篠原

太陽風速度の高まりが続いています。
昨日600km/秒だった太陽風の速度は、
夜に入ると580km/秒へ少し下がったのですが、
今朝早くから再び高まって、
データが乱れてやや見にくいですが、
現在は600km/秒へ戻っている様です。

12日に始まった速度の高まりは、およそ7日にわたっています。
27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風も、高速の状態が5月15日から9日間続いています。
この変化が同じように回帰しているということかもしれません。

前周期の速度の高まりは、5月23日までだったので、
図で対応させるともう1日程度となりますが、
現在の600km/秒という速度の高まりを考えると、
今回はこれよりも長く続きそうです。
どこまで高速風が続くか注目してください。

太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態です。
南北成分は、グラフの途中までは北寄り、
後半で南寄りになっています。
AE指数もこれに添うように途中までは変化が少なく、
終わり頃に500〜1000nTの中規模の変化が発生しています。

速度の高まりが続いているので、
磁場の振れ方によってこの後も磁気圏の活動は続くでしょう。


太陽は、南西の端近く(右下)の3031黒点群で
C4.8の小規模フレアが発生しています。
その他は、C1の小さいフレアが3回程度です。
全体としては落ち着いている印象です。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。