宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:10)
今日、C3.9の小規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/15 13:33 C3.3
08:05 C2.6
03:29 C2.2
02:38 C3.9
6/14 23:14 C8.6
22:08 C8.5
20:29 C2.9
18:59 C3.4
14:22 C4.9
12:48 C3.5
06:19 C8.5
6/13 12:00 M3.4
06:30 C2.0

黒点  6/15 (NOAA)
磁場 フレア
3030 7 β C3
3031 15 βγ C9
3032 7 βγ M3
3033 12 β C4
3034 2 β ---
3035 4 β ---
3036 4 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 547 +1.0
-2 h 502 -1.3
-4 h 488 +0.7
-6 h 512 +0.4
-8 h 508 -0.3
-10 h 467 +2.2
-12 h 465 +2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 10 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 6x10^1
6/15 1.1 3x10^2
6/14 0.8 4x10^2
6/13 0.6 2x10^2
6/12 0.6 3x10^2
6/11 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/10 13:52 太陽風は更に低速になっています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。
2022/ 6/11 13:05 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
2022/ 6/12 13:18 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽は穏やかです。
2022/ 6/13 13:27 M3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風になっています。
2022/ 6/14 13:51 太陽の左側に激しいCMEが噴出しています。太陽風の速度は下がっています。
最新のニュース

2022/ 6/15 14:10 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来したかもしれません。太陽風は高速に戻っています。

担当 篠原

太陽風は、今朝くらいに470km/秒から500km/秒台へ上がり、
高速の状態に戻りました。
磁場強度は6nTと平均的な値が続いていました。

そして、先ほど、15日13時(世界時15日4時)に、
小幅ですが磁場の急な強まりが到来し、12nTに高まっています。
速度も同じタイミングに、
500km/秒から550km/秒と小さい高まりが発生しています。
一昨日の13日に発生したCME(コロナ質量放出)による乱れが
到来したのでしょうか。
その場合、発生からおよそ2日での到来となります。

NOAA/SWPCの太陽風予報では、
今夜、15日22時(世界時15日13時)頃の到来を予測しているので、
半日ほど早いことになりますが、どうでしょうか。
しばらく太陽風の変化に注目して下さい。

磁場の南北成分は、ここまでは0T付近かやや北寄りだったのですが、
磁場の強まりが来て、南向きの変化が見えています。
この向きが続くと、磁気圏の活動は活発になります。


太陽は、昨日のニュースの後、
Cクラスのフレアが連続するようになっています。
南半球の3031群で、
C8.5、C8.6と大きめのCクラスフレアが発生し、
その他、3030群、3036群などで、
C2〜3のフレアが発生しています。

3031群は黒点が大きくなって、目立っています。
この後も注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。