宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、C4.6の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/17 09:49 C4.6
6/16 22:38 C4.5
12:39 M1.6
6/15 16:22 C3.2
13:33 C3.3
08:05 C2.6
03:29 C2.2
02:38 C3.9

黒点  6/17 (NOAA)
磁場 フレア
3030 13 β C3
3031 20 βγ M2
3032 3 α ---
3033 8 β C4
3034 1 α ---
3035 9 β ---
3036 4 β C3
3037 8 β ---
3038 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 568 -0.1
-2 h 588 -1.6
-4 h 567 -0.1
-6 h 587 +0.3
-8 h 562 +0.4
-10 h 555 +3.7
-12 h 542 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -20 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^2
6/17 0.8 1x10^3
6/16 1.1 4x10^2
6/15 1.1 3x10^2
6/14 0.8 4x10^2
6/13 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/12 13:18 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽は穏やかです。
2022/ 6/13 13:27 M3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風になっています。
2022/ 6/14 13:51 太陽の左側に激しいCMEが噴出しています。太陽風の速度は下がっています。
2022/ 6/15 14:10 CMEによる太陽風の乱れが到来したかもしれません。太陽風は高速に戻っています。
2022/ 6/16 12:20 太陽風磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動が強まりました。高速風は続いています。
最新のニュース

2022/ 6/17 12:21 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。

担当 篠原

太陽風は、550km/秒前後の高速の風が続いています。
磁場強度は、7nTと少し強まっています。

12日に速度が高まってから、5日が経とうとしています。
(掲載している27日周期の図の左端からです)
太陽風のグラフでは、下がりそうな様子はまだ見えません。
高速風はどこまで続くでしょうか。

磁場の南北成分は、
南北に細かく変化する様になっています。
磁気圏も活動的になっていて、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、
中心部の薄暗い部分はダークフィラメントで、
目立つ程のコロナホールはないように思います。
太陽風は次第に落ち着いて行くと思いますが、どうでしょうか。


太陽は、昨日のニュースの直後、
16日13時(世界時16日4時)に、
南側の3031黒点群でM1.6の中規模フレアが発生しました。
X線グラフは、短い時間で変化が終わるタイプのフレアです。

3031群は、その後も、C4.5、C4.6などの
小規模フレアを起こしています。
引き続き注目してください。

可視光写真は、群番号のない北東(左端)の領域を含めると、
黒点群が10群に達している様です。
大型の黒点はありませんが、なかなかにぎやかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。