宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/28 11:26 C6.8
4/27 23:18 C7.7
17:21 C3.4
01:19 C3.9
4/26 21:33 C2.9
20:14 C2.9
18:51 C2.1
17:22 C2.3
05:42 C4.8
02:27 C6.9
01:03 C3.0

黒点  4/28 (NOAA)
磁場 フレア
2993 3 α C5
2994 11 β C3
2995 1 α C2
2997 4 β ---
2999 4 α ---
3000 1 α ---
3001 1 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 492 +0.0
-2 h 485 -3.0
-4 h 490 -4.4
-6 h 483 +1.3
-8 h 482 -0.9
-10 h 482 -3.9
-12 h 484 -7.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 7x10^1
4/28 0.7 6x10^2
4/27 0.7 9x10^2
4/26 0.6 1x10^3
4/25 0.6 1x10^3
4/24 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/23 13:40 2993黒点群でフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 4/24 13:40 太陽のフレアは落ち着いています。太陽風の速度が高まっています。
2022/ 4/25 13:59 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏は穏やかです。
2022/ 4/26 13:31 太陽の南東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風はやや低速になっています。
2022/ 4/27 13:41 太陽の北東でプロミネンスの噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2022/ 4/28 12:41 更新
太陽の活動が続いています。太陽風は高速風の領域が始まった様です。

担当 篠原

昨日紹介した太陽の北東端(左上)で発生した
プロミネンス噴出によるCME(コロナ質量放出)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
太陽の左上に向かって、
コロナのガスが勢い良く飛び出しています。

昨日はこの後もあちこちから噴出が発生していたので、
このまま1日ほどのLASCO C2、C3の動画にしています。
太陽の中心部の北西側(右上)の2996群の領域
(現在は黒点は見えていません)で発生した
27日17時半(世界時27時8時半)のC3.3と、
27日23時(世界時27時14時)のC7.7の噴出が右上に、
太陽の南東の端(左下)近くの3001群で発生した
27日20時(世界時27時11時)のC2.0の噴出が左下になど、
太陽の活発な活動が現れています。

2996群では、28日11時半(世界時28日2時半)にも
C6.7の小規模フレアが発生しています。
フレアの様子から、今回もCMEが飛び出していそうです。
2996群の活動はこの後も続くでしょうか。


太陽風は、昨日の午後から速度がゆっくりと高まり、
夜には480km/秒とやや高速の状態に達しています。
グラフの最後では500km/秒に達しそうに見えます。
磁場強度は、5〜10nTの間を上下しています。

27日21時(世界時27日12時)頃から、
磁場の南北成分が南向きに強まる様になり、
-10nTに達する強い変化も発生しています。

このため磁気圏の活動も強まって、
AE指数は1200nTに達する大きな変化が発生しています。

SDO衛星AIA193で太陽の中心部に見えていた
コロナホールの影響が始まったのかもしれません。
この後、太陽風の速度は更に高まる可能性があります。
引き続き注目してください。



SOHO衛星LASCO C2、C3のおよそ1日間の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。