宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/28 --- ---
4/27 --- ---
4/26 11:03 C1.3

黒点  4/28 (NOAA)
磁場 フレア
2818 1 α ---
2820 11 β ---
2821 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 407 -0.8
-2 h 411 +0.1
-4 h 420 -0.2
-6 h 465 -1.9
-8 h 463 -1.8
-10 h 493 -1.2
-12 h 481 -0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -4 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^2
4/28 0.7 5x10^2
4/27 0.7 4x10^2
4/26 0.7 4x10^2
4/25 0.7 5x10^3
4/24 0.8 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 4/23 12:30 Cクラスの小規模フレアが13回発生しています。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2021/ 4/24 11:11 新しい黒点が現れています。太陽風は500km/秒の高速風になっています。
2021/ 4/25 13:37 太陽風の急な強まりが到来し、磁気圏の活動を強めています。
2021/ 4/26 12:51 太陽風はやや高速の状態が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2021/ 4/27 12:57 太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2021/ 4/28 14:15 更新
CMEの動画を掲載します。太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

昨日紹介したフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)を、
SOHO衛星とSTEREO Ahead衛星の動画で紹介します。

SOHO衛星では、CMEは正面に向かって飛び出しているので、
ガスは非常に淡く見えていて、
太陽の下側やや右寄りを中心に
ぼんやりと広がっていく様子が見えています。

CMEを斜め横から見ているSTEREO Ahead衛星では
これよりも濃く、
太陽の右下に向かって飛び出す様子が撮影されています。
地球はこの方向にあるので、
太陽風の乱れは地球に向かっているのではないでしょうか。

到来は、30日か5月1日頃になるかもしれません。
磁場の強まりが流れてきて、南向きに強まると、
磁気圏の活動が強まります。
注目してください。


太陽面は、2818、2820、2821群の
3黒点群がまとまって見えています。

フレアは、Bクラスの小さい変化があるだけです。


太陽風は、次第に速度が下がり、
現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度も4nTから2nTに下がり、弱くなっています。

掲載の太陽風のグラフでは、
図の中ほどで速度が500km/秒程度に高まる変化が見えていますが、
変化の様子から、データエラーだと思います。
ACE衛星を参照すると、この頃は450km/秒程度になっています。

磁気圏も穏やかになっていて、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中央部の北側に、淡いコロナホールが見えています。
この領域の影響は見られるでしょうか。
到来は3日後くらいになりそうですが、
CMEによる乱れと重なってやって来るかもしれません。



26日に発生したフィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。地球は右方向にある。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。