宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:37)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/25 10:20 C2.6
4/24 07:18 C2.3
4/23 11:41 C1.4
05:02 C8.5

黒点  4/25 (NOAA)
磁場 フレア
2816 7 β C3
2818 1 α ---
2819 3 β ---
2820 11 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 474 -0.7
-2 h 465 -6.4
-4 h 477 -6.4
-6 h 434 +0.5
-8 h 445 -2.0
-10 h 434 -2.3
-12 h 455 +1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -43 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^2
4/25 0.7 5x10^3
4/24 0.8 2x10^4
4/23 0.7 2x10^4
4/22 0.7 1x10^4
4/21 0.8 1x10^4

静か 激しい 非常に


















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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 4/20 13:15 M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒台の高速風です。
2021/ 4/21 13:48 高速太陽風の速度が下がり始めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2021/ 4/22 12:50 高速太陽風は終わりを迎えています。磁気圏は穏やかになっています。
2021/ 4/23 12:30 Cクラスの小規模フレアが13回発生しています。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2021/ 4/24 11:11 新しい黒点が現れています。太陽風は500km/秒の高速風になっています。
最新のニュース

2021/ 4/25 13:37 更新
太陽風の急な強まりが到来し、磁気圏の活動を強めています。

担当 篠原

今朝、25日7時(世界時24日22時)に、
太陽風の速度が430km/秒から490km/秒へ、
磁場強度が5nTから10nTへ急に強まる変化が到来しました。

磁場の南北成分は南向きに振れて、
-8nTくらいまで強まりました。
このため、磁気圏の活動も強まって、
AE指数は500〜1200nTの活動が連続的に発生しています。

現在は、速度は470km/秒、磁場強度は7nTと、
強まりは少し下がっています。
磁場の南北成分も、グラフの最後は0nTに戻っていて、
この状態が続けば、磁気圏の活動は静かになるでしょう。

この太陽風の強まりは、
22日に発生したCMEによるものかもしれません。
しかし、到来まで3日かかっていないのに、
変化の規模が比較的小さいなどはっきりしない点もあり、
もうしばらく様子を見る必要がありそうです。


太陽では、2818黒点群の右下に現れた黒点に対して、
2820群と群番号が付けられています。
この2日間の様子を、SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
黒点群として、昨日よりも目立っています。

SDO衛星AIA131の動画を見ると、
小さい活動が活発に発生していますが、
今のところBクラスの小さいフレアに留まっています。
この後の活動に注目して下さい。

また、昨日、北西(右上)に現れていた黒点には、
2819群と番号が付けられています。
今日の写真ではかろうじて見える程度です。

そして、2820群の右にも小さい黒点が新しく現れています。

X線グラフの最後に、C2.6の小規模フレアが発生しています。
これは太陽の南西(右下)の2816群で発生しています。
黒点は小さくなっていますが、
AIA131の動画では、小さい活動が続いています。
この後の活動はどうなるでしょうか。




SDO衛星による2820黒点群の発達の様子。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。