宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 9/15 13:33 更新 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。 太陽風の速度は、昨日以降350km/秒と低速の状態が続いていましたが、 今朝、15日4時(世界時14日19時)頃から上昇を始め、 15日8時(世界時14日23時)には500km/秒に達し、 その後も上昇が続いて、現在は700km/秒まで高まっています。 磁場強度は、10nTから18nTへ強まり、 現在は10nTへ下がっています。 値としては、強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、速度が高まり始めた頃は北向きに強まりましたが、 その後南向きに切り替わり、-10nT程度の変化が4時間程続きました。 現在は変化は少し小さくなっていますが、 -5nTと南向きの状態は続いています。 太陽風速度の高まりと磁場の南向きの強まりの影響で、 磁気圏の活動は、今朝以降活発になっています。 AE指数は、初めは小さい変化が見られるだけでしたが、 グラフの後半では、1000nTに達する大きい変化が続いています。 極域では活発なオーロラが発生しているのではないでしょうか。 SDO衛星のページが停止しているので、 GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を掲載しています。 コロナホールは、全体が太陽の西側に進んでいます。 東西方向(横方向)の広がりから考えると、 高速の太陽風は5日間くらいになるかもしれません。 この後の変化に注目して下さい。 太陽は、南東の端(左下)の4217黒点群で、 C3.7の小規模フレアが発生しています。 また、昨夜、14日21時(世界時14日12時)頃に、 太陽の左上へ広がるCME(コロナ質量放出)が発生しています。 太陽の向こう側で発生した現象です。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。 (c) SDO (NASA) ![]() 太陽の左上へ広がるCME。太陽の向こう側で発生した現象です。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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