宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 08:56 C3.2
8/20 18:26 C2.8
11:20 C2.5
8/19 12:43 M1.1
06:33 C2.1

黒点  8/21 (NOAA)
磁場 フレア
4187 4 β ---
4188 1 α C2
4189 2 β ---
4190 1 α ---
4191 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 501 +2.7
-2 h 553 -2.5
-4 h 565 +0.0
-6 h 567 +0.5
-8 h 574 -3.0
-10 h 581 +1.6
-12 h 596 +0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
8/21 0.2 2x10^3
8/20 0.2 1x10^3
8/19 0.3 2x10^3
8/18 0.3 1x10^4
8/17 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/16 09:52 太陽風の速度は低速になっています。太陽の中心にコロナホールが見えています。
2025/ 8/17 12:33 太陽風はより低速になっています。磁気圏も穏やかです
2025/ 8/18 13:13 太陽風はかなり低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 8/19 12:45 太陽風の速度は、やや低速程度に少し上がっています。
2025/ 8/20 13:34 高速太陽風が到来し、太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。
最新のニュース

2025/ 8/21 13:16 更新
高速の太陽風が続いていますが、速度は500km/秒へ下がっています。

担当 篠原

太陽風は、昨夜までは600km/秒の状態が続きましたが、
その後はゆっくりと低下して、今日の午前中に550km/秒に下がり、
そこから一段下がって、現在は500km/秒です。
高速の状態は続いていますが、この後はどうなるでしょうか。
磁場強度は、4nTと平均的な状態です。

太陽風磁場の南北成分は、時々南向きに変化するくらいです。
AE指数は500nT程度の中規模の変化が時々発生していて、
磁気圏はやや活動的です。

SDO衛星AIA193では、
西側(右側)のコロナホールはほとんど見えなくなっています。
影響はどこまで続くでしょうか。

一方、北東側(左上)に次のコロナホールが見えています。
広がりは大きくはありませんが、
5〜6日後くらいに影響がやって来る可能性があります。


太陽は、昨日の昼、20日13時(世界時20日4時)頃に、
南東の端(左下)でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
規模の大きい見事な噴出です。

これにより、CME(コロナ質量放出)が
太陽の左下に飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

また、太陽の北東の端に現れた4191黒点群で、
C2.8、C3.2などの小規模フレアが発生しています。
この後も活動は続くでしょうか。
注目して下さい。



南東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。