宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 13:35 C2.9
12:45 C7.6
12:11 C5.8
11:11 C8.9
09:35 C5.5
09:03 C6.5
08:41 M1.0
08:11 M1.5
07:42 M1.4
07:18 C8.5
06:08 C3.6
04:37 C4.9
03:42 C3.5
02:02 M1.5
01:30 M1.6
00:37 C3.7
3/30 21:22 C4.3
20:47 C3.9
20:22 C3.1
19:03 C8.2
14:37 C2.0
13:09 C4.9
10:20 M1.5
07:41 M1.9
06:18 M1.4
05:21 C3.5
04:55 C3.4
03:41 C6.6
02:56 C6.5
02:26 C2.6
3/29 20:51 C7.5
20:03 C4.5
14:37 C1.8
13:54 C3.9
13:35 C2.3
12:56 C4.0
08:24 M1.7
04:15 M1.1
02:53 M1.0
00:01 X1.1

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
4043 15 βγ M1
4044 8 β ---
4045 2 α ---
4046 6 βγ M1
4047 10 β ---
4048 10 βγ M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 400 -0.2
-2 h 379 +0.2
-4 h 403 +1.6
-6 h 425 +0.2
-8 h 408 +0.7
-10 h 424 +1.2
-12 h 445 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 12 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.6 1x10^3
3/31 3.9 3x10^3
3/30 0.9 5x10^3
3/29 0.4 6x10^3
3/28 0.3 2x10^3
3/27 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/26 11:45 太陽風はやや低速の状態です。コロナホールの影響で太陽風速度が高まるかもしれません。
2025/ 3/27 13:16 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 3/28 13:48 太陽風の速度は更に高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 3/29 12:40 X1.1の大規模フレアが発生しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 3/30 12:24 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 3/31 13:50 更新
太陽風は平均的な状態です。Mフレアが増えています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで
現地29日の夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

世界時では30日の初めの頃にあたります。
太陽風の速度はまだ高めでしたが、
磁場の向きが北寄りで、
AE指数は300nTの変化が一時的に発生した程度です。
高坂さんの写真はこの頃のオーロラを捉えた様です。

凍ったプロペラス湖の上のアイスロードでの撮影で、
現地の気温は -25度とかなりの寒さだったとのことです
(この2晩前は -32度とさらに厳しかったそうです)。

非常に厳しい条件の中で、
夜の遅い時間帯まで観測を続けた成果だと思います。
最新の撮影記録をどうもありがとうございます。



太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒へ下がり、
平均的な速さで推移しています。
磁場強度は、グラフが見にくくなっていますが、
6nT前後で安定しています。

磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数は小規模の変化が時々起きている程度です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北東側(左上)にコロナホールが見えています。
27日前の前周期よりも広がりが小さくなっている様です。


太陽は、南東(左下)の4048黒点群の活動が目立っていて、
M1.6、M1.4、M1.4、M1.5、M1.0と
M1台に留まっていますが中規模フレアが5回と、
Cクラスのフレアも多く発生しています。

可視光写真では黒点も大きく、
この後のフレアの規模はどうなるでしょうか。




カナダ・イエローナイフで現地29日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地29日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地29日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地29日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地29日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。