宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、M5.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 11:37 C9.9
08:52 M5.0
04:46 C6.7
02:45 M2.0
02:21 M1.6
00:10 M1.8
9/11 22:50 C9.2
21:30 M1.8
20:07 C4.6
18:33 C5.9
17:22 C4.5
15:30 C5.6
14:26 C3.8
13:26 C3.2
10:01 C6.3
08:41 M1.0
05:44 C4.3
02:53 C3.9
00:37 M1.6
9/10 20:00 C5.6
14:26 C6.1
13:28 C4.5
08:33 M1.2
01:59 M3.4

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
3811 5 β M2
3813 5 β ---
3814 13 βγδ M3
3815 1 α ---
3816 5 β ---
3819 1 α ---
3820 1 α ---
3822 20 β ---
3823 13 β C6
3824 15 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 373 +5.2
-2 h 366 -0.2
-4 h 356 +3.3
-6 h 371 -1.6
-8 h 373 +3.7
-10 h 372 -3.6
-12 h 368 +3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 22 -/ -
-2 h 19 -/ -
-4 h 15 -/ -
-6 h 20 -/ -
-8 h 22 -/ -
-10 h 35 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^1
9/12 0.9 3x10^2
9/11 3.4 2x10^2
9/10 34.2 2x10^2
9/ 9 11.8 3x10^2
9/ 8 1.2 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/ 7 03:47 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2024/ 9/ 8 17:50 太陽風は低速の状態です。CMEが発生して、影響が地球へ到来する可能性があります。
2024/ 9/ 9 14:47 太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。8月の黒点相対数は 215.5 でした。
2024/ 9/10 13:40 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。ユーコン北部、ツームストーンのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/11 13:19 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/ 9/12 12:11 更新
太陽風の弱い乱れが到来しました。明日、CMEによる乱れが到来しそうです。

担当 篠原

昨夜遅く、11日23時半(世界時11日14時半)頃に
太陽風の弱い急な変化がやって来て、
速度は、360km/秒から380km/秒へ、
磁場強度は、3nTから10nTへ、それぞれ上昇しています。

速度は低速のままで、
磁場は強まりましたが、南北成分は一時的に南を向いた程度で、
磁気圏への影響は小さく、
AE指数は200〜300nTの小規模の変化が続くくらいです。

現在の太陽風は、速度は370km/秒と低速で、
磁場強度は7nTと平均的な状態に戻っています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南北それぞれのコロナホールがよく見えるようになっています。
緯度が高めですが、
3日後くらいから影響が始まるかもしれません。


昨日のニュースでお知らせした
10日に発生したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れについて、
NOAA/SWPCから予報が発表されています。
これによると、乱れは明日の昼、13日13時(世界時13日4時)頃に
地球に到来する可能性があります。

この予報によると、
昨日の朝に3814群で発生したM1.0のフレアでも
CMEが発生したと考えていて、
その乱れが14日の昼に到来する可能性がある様です。

太陽では、昨夜からMクラスの中規模フレアの発生が続いています。
11日21時半(世界時11日12時半)から
12日2時半(世界時11日17時半)にかけて、
中心部北西(右上)の3814黒点群で、M1.8、M2.0、
南西の端(右下)の3811群で、M1.8、M1.6が発生し、
今朝、12日9時(世界時12日0時)には、
3811群でM5.0の中規模フレアが発生しました。

また、南東の端(左下)では、
小さいフレアが度々発生しています。
この後、どの様な領域が現れるでしょうか。


と記事を書いたところで、太陽風の新しい変化がやって来て、
速度は420km/秒、磁場強度は13nTに高まっています。
この後、どの様に推移するでしょうか。



太陽風の乱れは、13日13時(世界時13日4時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3814、3811黒点群で発生した、M1.8、M1.8、M1.6、M2.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3811黒点群で発生した、M5.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。