宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M3.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/11 08:58 C5.8
07:19 M1.2
00:54 M1.6
2/10 23:37 M1.2
19:45 C9.6
19:23 C4.1
17:48 C5.7
17:02 M1.4
14:37 C9.3
11:48 M3.7
07:41 C4.9
06:04 C4.8
03:07 M1.8
02:46 C6.1
02:09 C6.4
00:17 M1.4
2/ 9 23:30 M1.5
21:06 C8.4
17:52 M2.8
16:14 M1.1
15:15 C7.9
14:13 C5.9
11:48 M3.0
06:05 M1.7
04:59 M1.5
04:35 C6.0
04:11 C6.5
03:34 C6.4
00:31 M1.6

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
3208 5 β M2
3209 2 β ---
3213 22 βγ M4
3214 11 β ---
3215 1 α ---
3216 3 α ---
3217 11 βγδ M3
3218 2 β ---
3219 6 β C6
3220 3 β M1
3221 2 α ---
3222 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 499 -3.0
-2 h 516 -1.4
-4 h 525 -0.9
-6 h 524 -4.4
-8 h 512 -2.3
-10 h 496 -3.7
-12 h 490 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -29 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^2
2/11 0.3 1x10^3
2/10 0.4 1x10^3
2/ 9 0.4 3x10^3
2/ 8 0.4 2x10^3
2/ 7 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/ 6 14:22 太陽風は平均的な速度で、磁場が強まっています。
2023/ 2/ 7 13:29 太陽の北東側で黒点が目立っています。太陽風は高速になっています。
2023/ 2/ 8 12:53 M6.3の中規模フレアが発生しました。Mフレアが続いています。
2023/ 2/ 9 12:58 Mクラスのフレアが4回発生しています。高速の太陽風が続いています。
2023/ 2/10 12:36 M2.8、M3.7など中規模フレアの発生が続いています。
最新のニュース

2023/ 2/11 13:17 更新
Mクラスのフレアが続いています。太陽風は高速です。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
昨夜から今朝にかけて、
太陽の右下と上に向かって
CME(コロナ質量放出)が発生しています。

GOES衛星SUVI 304を参照すると、
1つめのCMEは、太陽の南西側(右下)で
10日16時(世界時10日7時)頃に発生した
フィラメント噴出に関係している可能性があります(2枚目の動画)。
この場合、太陽の中心に比較的近い所で発生しているので、
噴出したガスは地球の方向へもやって来る可能性があります。
明後日、13日頃の太陽風に乱れが見られるかもしれません。

2つめのCMEは、太陽の北の端(上側)で
10日23時(世界時10日14時)頃に発生した
プロミネンス噴出によるものの様です(3枚目の動画)。
なかなか大きい噴き上がりが見えています。
地球に対して横向きなので、影響はないでしょう。

太陽では、Mクラスの中規模フレアが続いています。
昨日のニュース以降、3213群で、M1.4、M1.1、M1.6、
3220群でM1.2が発生しています。

発生頻度は少し下がっている様に感じますが、
引き続き注目してください。


太陽風は、500km/秒前後の高速の風が続いています。
磁場強度は5nTと平均的な状態です。
7日に始まった高速太陽風は、5日目に入っています。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
磁気圏は活動的な状態が続き、
AE指数は500nTを超えるくらいの中規模の変化が
度々発生しています。



太陽の右下と上に向かってCMEが発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。