宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:59)
今日、C6.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/20 10:37 C6.7
07:49 C6.2
05:43 C3.4
03:44 C2.9
00:30 C5.5
1/19 19:57 C4.0
19:25 M1.0
19:05 M1.7
18:45 C2.9
14:28 C7.2
12:50 M1.1
09:54 C3.8
07:59 C3.6
05:43 C9.4
00:26 C3.4
1/18 23:25 C5.9
23:02 C3.3
19:25 M1.8
14:01 C7.9
10:37 C4.1
08:16 M1.8
07:30 C3.2
00:01 C3.6

黒点  1/20 (NOAA)
磁場 フレア
3184 2 β ---
3186 4 β C6
3190 13 βγ M2
3191 8 β ---
3192 21 βγ C9
3194 2 β ---
3195 3 β ---
3196 3 β M2
3197 4 β ---
3198 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 485 +6.1
-2 h 521 +4.4
-4 h 535 +1.8
-6 h 539 -0.1
-8 h 553 +0.2
-10 h 542 +0.2
-12 h 511 +2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -9 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^1
1/20 0.4 2x10^2
1/19 0.4 4x10^2
1/18 0.3 1x10^3
1/17 0.4 1x10^3
1/16 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/15 14:30 Mクラスの中規模フレアが続いています。太陽風はやや高速の状態です。
2023/ 1/16 13:23 M4.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態です。
2023/ 1/17 12:45 太陽風は平均的な状態になり、磁気圏も穏やかです。
2023/ 1/18 14:03 太陽風磁場の強まりが到来しています。速度は平均的な状態です。
2023/ 1/19 12:22 CMEが発生しています。太陽風は平均的な速度が続いています。
最新のニュース

2023/ 1/20 13:59 更新
太陽はフレアの発生が続いています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽は、北東(左上)の3196黒点群で、
昨日の昼、19日13時(世界時19日4時)にM1.1、
昨夜、19日19時と19時半(世界時19日10時、10時半)に、
M1.7、M1.0と、中規模フレアが3回発生しています。

また、中心部南側の3190群で、C7.2、C5.5、C6.7、
中心部北側の3192群で、C6.2
などの小規模フレアも発生していて、
全体的に活動的な状態が続いています。

太陽の中心近くで発生していることもあり、
規模がより大きくなるようだと注意が必要になるでしょう。

GOES衛星SUVI 304によると、
今日未明、19日2時半(世界時19日17時半)に太陽の北西(右上)で、
今朝、20日4時(世界時19日19時)に中心部北側で
それぞれコロナのガスの噴出が発生しています。
1つめは3186群のC3.6フレアに関係している様で、
2つめはフィラメント噴出でしょうか。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
右上に向かって飛び出す
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
1つめの噴出に対応するのだと思いますが、
2つめの噴出については
以降の画像が欠けていることもあり、CMEは良く分かりません。
中心に近いので、
4日後くらいに磁場の強まりがやって来るかもしれません。


太陽風はDSCOVR衛星の速度データが不安定になっている様で、
ACE衛星を参照すると、
350km/秒程度の低速の状態になっている様です。
磁場強度は9nTに強まっています。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は小規模の変化が発生している程度です。




太陽の北西側と中心部北東側でコロナのガスの噴出が発生しています。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に向かって発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。